一昨日(3/28)、神田一橋中学校で開催された「
反貧困フェスタ2009」に参加してきた。昨年は校庭の桜が満開だったが、今年はまだ蕾のままで、春の陽気を感じさせない肌寒い空気の一日だった。今年は早めに家を出たため、開会10分前の9時50分には校門から中に入ったが、ちょうどその頃から校庭の隅の炊き出しの前に人垣が出来始め、あっと言う間に列が長く伸びて行き、開会式の頃には150人ほどが連なって校庭の中央まで張り出していた。昨年との違いは、炊き出しに並ぶ行列の景観である。それは、テレビで見た日比谷派遣村の映像と同じで、黒っぽい粗末な服を着た無表情の男たちの群れだった。正月のテレビでは顔を映さないように背後から撮影していたが、今回も、男たちは開会式に背を向けるように立ち並んでいて、校庭中央の開会式側の視線からは後姿だけが見えた。そして、私の方もなるべく顔を見ないように、視線を合わせないようという意識が働き、注意や観察を向けることをしなかった。ただ、目の前の実物を見て、テレビでは気づかなかったことがあった。思ったより高齢者が多い。60歳代と思われる男たちが列の大半を占めていた。