5/9に「暴力の時代-言葉に見はなされるとき」と題した辺見庸の
講演会が大隈小講堂で開催され、1か月ぶりに早稲田大学に足を運んで聴いてきた。週末だったこともあり学生は少なく、新歓の頃と違ってキャンパスは静かになっていた。緑の木立の下に椅子に座って、近くから来ている高齢の女性たちが大隈講堂を水彩で写生している。小講堂は地下にあって座席数300。講演は午後1時半開始で、1時間前には到着したが、入口で係員が整理券を配布していて、受け取った番号は108番だった。最初に講演会の情報をネットで知ったとき、電話での事務局の案内は当日に入口前で並んでくれというもので、この情報をブログで流すと来場者が殺到するかもと恐れ、なるべく人が多く集まらないようにと願っていた。同じ事を事務局も考えていたのか、告知は抑制していたようで、幸い、人が溢れて混乱する事態はなかった。来場者である東京のレフツは、老若さまざまだったが、とても品がよく、知性と教養のレベルが高い。辺見庸の講演を欠かさず聴いている人たちで、男性は一人で来ている者が多い。女性は二人連れ(友達や母娘)が多く、そのためか女性客の方が多い。