猪瀬直樹がトルコのイスタンブールを誹謗中傷した件、まず、4/27付のニューヨーク・タイムズの
記事の原文を確認しよう。"Tokyo’s Bid Chairman Tweaks Others"(東京五輪招致委員長が他都市を揶揄)と題した記事の中に報道で指摘された問題の部分がある。競技者にとってベストな場所はどこかと尋ねられた質問に対して、こう答えている。"Well, compare the two countries where they have yet to build infrastructure, very sophisticated facilities. So, from time to time, like Brazil, I think it’s good to have a venue for the first time. But Islamic countries, the only thing they share in common is Allah and they are fighting with each other, and they have classes.” 訳すと、「インフラがまだ建設されてない国、十分に洗練された設備のない国、それら二つの国と(東京を)較べて下さい。まあ、ときには、ブラジルのような国が最初に開催するのもいいですよ。でも、イスラムの国々というのは、彼らが共有しているのはアラーの神だけで、互いに争いばかりしている。それに(そこには)階級がある」。インタビューでの発言と記事発表の間に、NYTと猪瀬直樹サイドで調整があった様子で、猪瀬直樹側が、「最初に五輪を開くイスラム国という理由だけで、選考で優位になるのはおかしい」という趣旨で、上の発言をしたのだと釈明を入れている。が、この言葉がイスラム教国(トルコ)に対する蔑視と誹謗であることは歴然だ。