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2021-03-15 18:03:00
テーマ:
政治・経済
震災から10年の節目の年にもかかわらず、原発に関する報道があまりに少なく拍子抜けさせられた。今回、印象に残ったテレビ報道は、(1)事故直後の東電の誤対応の新事実を簡単に伝えた7日のサンデーモーニングと、(2)廃炉について特集した14日のNスペの二つだけだ。通常、震災のメモリアルウィークの報道では、津波災害(三陸)よりも原発事故(福島)の方に比重を置いた特集が多かった。それは、震災が起きた当初からそうで、視聴者一般の関心が原発問題の方が高かったからである。首都圏などに住む多数にとって、より身近で切実な問題だったからだ。計画停電もあった。金町浄水場の放射能検出もあった。節電に努めた。デモの政治もあった。だから、東日本大震災といえば、まずは原発問題に注目するのがマスコミのパターンだったと言える。だが、震災10年の今年の報道では、原発事故よりも津波災害の方が前面に配置されている。原発への関心が低くなり、原発報道がすっかり縮小した感が強い。現在の原発に関する報道のほとんどは、政府広報の垂れ流し - 汚染水の海への放出を地均しするための世論工作 - に過ぎない。