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2022-05-24 18:47:00
テーマ:
政治・経済
昨日(5/23)行われた日米首脳会談について。正直、テレビ報道を見ながら目眩と悪寒を覚える。中国との戦争へ向けた軍事体制の整備が着々と進み、後戻りできる回路や余地を隙間なく塞がれた環境になった。国民の誰もが戦争から逃げ出すことができなくなり、黙って戦争に追従して行くしかない状況に固まった。中国に対する日本人一般の関係性は、最早、憎悪というような感情的なものではなくなり、戦争を前提にした、腹の据わった、予定的で不可避的な性質のものになっている。中国との戦争とそれへの準備過程が、国民一人一人にとって当然の将来像になっている。
中国との戦争に反対や抵抗の声が上がらない。反発の叫びや忌避の呻きがどこからも耳に入って来ない。報道1930で五百旗頭真と松原耕二が、これまでは戦後の平和主義でやってきたが、これからは軍事力をつけて国を守る時代なのだと言っていた。ウクライナ戦争が始まって以降の3か月で、この主張が前にせり出し、すっかり観念が定着し、専守防衛や憲法9条の理念がスポイルされてしまった。五百旗頭真と同じ主張をする者しかテレビに出ず、国民全体の意識が切り替わった感がある。10年前なら自民党のタカ派の政策でしかなかったものが、国民の共通認識になっている。