一昨日(6/10)、高村正彦の過去発言を洗い出せと呼びかけたところ、早速、コメント欄に貴重な情報提供をいただいた。重要なニュースであり、ご協力に感謝しつつ記事としてご報告したい。インターネットはこういう点で便利だ。国会会議録検索システムの
サイトを使って、誰でも過去の国会での閣僚や議員の発言を調べることができる。高村正彦は1998年の小渕内閣と2007年の福田内閣のときに外務大臣に就任していて、それぞれ約1年間の任期を務めている。委員会で答弁に立っており、自衛隊の専守防衛や集団的自衛権について、野党の質問に対して政府見解を述べている場面があり、それが議事録に残されている。発掘され公開されれば、現在の本人の立場からすれば具合の悪いものもあるだろうと、そう踏んで、探索調査をTwで呼びかけたところ、ドンピシャの情報を発見通報してもらった。この答弁そのものは、テキスト情報のレベルで止まれば、特にニュースバリューを騒ぐほどのものではなく、そのときは外務大臣の職なのだから、政府の基本的立場を国会で言うのは当然だろうと、そう受け止められる程度の事実に過ぎない。だが、この局面でテレビ報道の中で映像が編集され、論者からの批判コメントに被せてジャーナリズムが構成されると、相当にダメージの大きな暴露情報となり、法案への反対世論を盛り上げる威力を発揮すると期待される。