総裁選の日程が決まってマスコミで
報道された。9/20(日)に投票。昨夜(8/27)のNHKの7時のニュースでは、党内の全派閥が安倍晋三の再選を支持することになったという
話が伝えられ、他に立候補者はなく、無風での再選が確実になったことを既成事実として固めていた。立候補に意欲を見せていた野田聖子は、ここへ来てトーンダウンしていて、推薦人20人が集められない厳しい
状況になっている。この総裁選の情報系が意味するものは何かというと、ズバリ、法案の採決は9/14の週に行われるという日程だ。9/14の週から60日ルールが
適用できるが、60日ルールは使わずに参院の委員会と本会議で強行採決して可決成立させる。その方針が自公で固まり、全体に既成事実として受け入れさせ、抵抗を未然に排除するべく、安倍晋三の側が政治を押し進めている。山口那津男が「来月11日までの成立が望ましいとの見方を示した」
事実は大きい。参院の自民幹部が審議時間を理由にして9/11までの採決をゴネたのは、まさに9/14の週に採決という予告通知に他ならない。9/20に総裁選が組まれ、その後、安倍晋三は訪米に出る。国内は、9/19から9/23まで5日間の大型連休だ。公明党が9/11までの採決でOKなのだから、9/14の週まで延ばす妥協のポーズを見せれば、世論への一応のエクスキューズにはなるという算段だろう。