< 2024年11月 > | ||||||
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最初に重大な情報を見つけたので、その紹介から始めたい。昨年12月8日に産経が「抗体薬、効果期待できず、オミクロン株BQ.1」という記事を発していた。効果があると言われてきた飲み薬の「モルヌピラビル」「パキロビッド」が、新変異種BQ.1株には効果がないという実験結果が出て、東大医科研の河岡義裕らが米医学誌に発表していたのである。衝撃の事実だ。この報道はテレビで見た覚えがない。ほとんどの日本国民は知らないだろう。私の note の読者の皆様は、1月20日の報道1930をご覧になったはずである。久しぶりに倉持仁が登場した。番組の中で経口薬の話題も出て、薬があるはずなのになぜ第8波の患者は投薬に辿り着けないのだろうという議論がなされていた。
松原耕二が感染したのは昨年8月初旬である。4回目のワクチンを接種して3週間後のことだった。おそらく株はBA.5だろう。復帰した松原耕二が強調していたのは、ウィルスの増殖を抑える有効な薬が開発提供されているのに、発症から5日以内という縛りがあり、自分は制限時間を超えたため投薬治療を受けられなかったという遺憾の証言だった。多くの視聴者がそれを聞いて、コロナにはもう特効薬が準備され流通しているのだと理解し、5日以内に辿り着ければ大丈夫だという安心感を持ったはずだ。先週20日の放送を見たかぎり、松原耕二の認識はそのままであり、河岡義裕の報告は耳に入ってなかった様子である。第8波の主役であるBQ.1には薬は効かないのだ。厚労省はそれを知っているから、現行の経口薬を大量流通させないのだろう。
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