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2015-10-23 18:27:00
テーマ:
政治・経済
こんな内容のメールが届いた。「自分も烏合の衆に成り下がってしまっていたことに気づいておりませんでした。一番大事なことは憲法9条の理念なのに、多くの言説と一緒にSEALDsを新しい動きとして肯定していたのですが、貴方のおっしゃる通り運動体としては間違いなく失敗してるし、反省も無い。9条の本質を見ていなかった自分の浅はかさを今回の新9条の批判解説で理解できました。目を覚まさせていただきありがとうございます」。烏合の衆というか、付和雷同型の人間が本当に多くなっていて、踏み止まって理性的に思考する人間が少なくなった。スマホとSNSの普及と習慣がその状況に拍車をかけている。TwのRT数やFBのLike数の多さがその主張の価値や優劣の基準になっていて、SNSの数のゲームの勢いに乗らないと孤立と不安を感じる世の中になっている。嘗て、筑紫哲也はNEWS23で「少数派になることを恐れるな」と言ったが、SNSの群れの中で少数派になることを恐れず、勇気を出して正論の立地に踏ん張ることは本当に難しい時代になった。プラトンとアリストテレスが説いたように、民主政(Democratia)とは常に衆愚政(Ochlocratia)でもある。SNSへの依存を深める言論状況は、日々、確実に人を無思考にさせ、衆愚的惰性の度を強めさせ、安易なブランド信仰や徒党の暴力と威圧への恐怖が全体を支配する傾向を強めている。