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しばき隊とは何か - 予備的考察としてのスターリンの人格形成
2015-11-29 18:52:00
テーマ: 政治・経済
いいね1
新潟日報記者の事件を、辺見庸はどう思って見ただろうか。同業の人間が起こした事件であり、関心を持たないはずがないと思われる。おそらく、内容を知って絶句したことだろうし、辺見庸が考えるファシズム論に新たな地平を拓く材料になったというか、確証となる一撃を与えたに違いない。事件を起こした坂本秀樹は地方紙の記者である。朝日や読売など大新聞の記者ほどには腐って崩れてないと想定されるところの、地方紙の記者であり、しかも政治的な立ち位置は辺見庸と ほぼ同じ、反安倍の、すなわち左翼リベラルに属する一員だ。しかし、暴言のおぞまじさは2chに跋扈するネット右翼以上に狂暴かつ凶悪で、気が滅入るほどグロテスクで、病的な狂気と錯乱に満ちている。精神に異常を来しているとしか言いようがない。地方紙の報道部長の要職にあった左翼の新聞記者が、匿名Twで何年もこんなことを書いていたという事実を、辺見庸がどう論評するか興味深い。辺見庸にとって、衝撃というか憤激や落胆をそそるのは、この男の狂乱の罵倒ツイート群よりも、事件について何も真実を報道せず、本人の酔ったはずみでの不祥事に解消し、動機と背景を隠蔽しているマスコミの姿勢であり、事件について正しく調査検証して説明責任を果たすこともせず、当人を懲戒解雇の厳罰処分にもせず、記者は実名でTwするべきなどと話をスリカエてゴマカシている新潟日報だろう。

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