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2016-01-07 18:06:00
テーマ:
政治・経済
昨年は、シャルリーエブドのテロ事件で暗い年明けとなったが、今年は、北朝鮮の「水爆実験」で正月気分が吹っ飛ばされた新年となった。2013年末の張成沢粛清のあと、国際政治の中で影を顰めて話題になることが少なかった北朝鮮が、2年ぶりに急に大きく存在感を示す憂鬱な局面が到来した。ずっと引っ込んだままでいて欲しかったのに、歓迎すべからざる登場人物の出現だ。今回の北朝鮮の「水爆実験」が、今年の東アジアをどう動かしていくか、悪いシナリオと良いシナリオと二つの方向性を検討し、最後に日本の政治に与える影響を考えてみよう。まず悪いシナリオから。今日の朝日の1面と3面の記事でも、この問題で最も注目が集まっているのが中国の出方だということが分かる。北朝鮮の最大の後ろ盾である中国は、核実験について事前に何も知らされておらず、大きく面子を潰される衝撃の事態となった。中国外交部が6日午後に発表した声明では、過去には必ず付記してきた「関係方面に冷静な対応を呼びかける」の一文がなく、中国政府の深刻な動揺と激怒の様子が伝わってくる。国連安保理での新しい非難決議にも留保なく応じると見られている。今後の焦点は、36年ぶりに開かれる5月の労働党大会に中国が代表派遣を取り止めるかどうかだ。テレビ報道の解説では、北朝鮮情勢の専門家たちは口を揃えてキャンセルを予想していた。