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2016-07-13 17:00:00
テーマ:
政治・経済
市民連合も、中野晃一も、山口二郎も、32の1人区の勝敗ラインについて最後までコミットしなかった。共産党も民進党も、選挙期間中それを決して口にせず、マスコミも彼らの意図を忖度したのか、幾度も公開の党首討論の機会があったのに、その重要な問題について質問しようとしなかった。誰もが1人区が今回の焦点だと言いつつ、その勝敗ラインは、恰もアンタッチャブルな禁忌のように表面の話題から隠され、何勝何敗の星取りで成否が分かれるのか定義が与えられず、曖昧にされたまま投票日を迎えた。そのため、11勝21敗という結果について、「野党共闘」の勝利なのか敗北なのか、共通認識の基準の下で判断することができない。マスコミは善戦だったと口を揃え、「野党共闘」は成功だったと評価を与えている。事前のマスコミの予想では8選挙区ほどが優勢と伝えていたから、11選挙区を取った成果に健闘という採点は妥当と言えるだろう。しばき隊を筆頭に左翼方面のTwでは、「市民の勝利」を讃える自画自賛が充満している。だが、政治はあくまで結果である。改憲勢力は3分の2を制した。もし、32の1人区で過半数の17議席を「野党共闘」が取っていれば、改憲3分の2も阻止できていただろう。だから、結果は敗北だと厳しく総括せざるを得ない。