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2016-07-27 17:38:00
テーマ:
政治・経済
相模原の福祉施設で重度障害者19人が殺害された事件。犯行の動機は何かとテレビの人間は言いつつ、動機とは無関係な、子どもの頃は明るかったという近所の者の証言や、教師をめざして教育実習をしたなどという経歴をしつこく繰り返し報告している。「動機は何だったのでしょうか」という問いのフレーズは、視聴者に答えの説明を期待させて番組に繋ぎ止める巧妙な口上で、要するに視聴率を稼ぐための釣りの毛鉤だ。昨夜(7/26)のテレビ報道を見て、犯人の動機が番組からよく解説されたと納得した者は少ないだろう。テレビで喋る者たちは、目的とする視聴率稼ぎを果たした後で、ペロッと舌を出すように、「警察による動機の解明が待たれます」などと言ってCMに逃げていた。いつもの詐欺的な手口に呆れ果てる。テレビや新聞が、どこかの心理学者や専門家を引っ張ってきて見当外れな駄弁を弄させなくても、犯人の動機は十分に説明されている。本人が大島理森に提出した手紙が、動機の核心を記した告白文書そのものだ。犯行の目的と方法が綴られ、犯行を正当化する身勝手な「大義」が書かれ、ほとんど完全な犯行予告となっている。これ以上、動機解明の証拠となるものはなく、動機の報道についてマスコミも警察も回り道をする必要はない。