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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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小倉2歳S レース回顧
2017-09-08 18:13:00
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9月3日(日)に行われた小倉2歳Sのレース回顧です。

アサクサゲンキは外枠スタートから3番手につけ、メンバー9位の35.7秒で抜け出して後続を完封した。フローラルストラスが逃げて前半3F33.3秒。レースのラスト3Fは35.8秒、ラップは11.6-12.0-12.2秒。ここまでラップが落ちても差し切る馬がいなかった。勝ちタイムは1分9秒1。同日の牝馬限定500万条件は1分8秒3。時計を比較するとレベルに疑問符がつく。まともに走っていない馬が多かったのではないか。アサクサゲンキは3番手から抜け出す正攻法のレースで快勝。武豊騎手は北九州記念をダイアナヘイローで2番手から抜け出して勝っている。内側が荒れた馬場で外枠から揉まれずにスムーズなレースができたことも良かったのだろう。重賞勝ちで次走人気になるようなら敢えて軽視したい。

アイアンクローは7番手からメンバー8位の35.6秒で伸びて0.2秒差の2着。小倉2歳Sと相性がいい浜中騎手が中団の外から持ってきた。小倉芝1200mで3戦目、今回は中2週だったが、小柄な馬だけに馬体が4キロ増えていたことも良かったのだろう。レースを使いながら少しずつパフォーマンスを引き上げている。

バーニングペスカは8番手からメンバー5位タイの35.4秒で伸びて2着にクビ差の3着。新馬戦は逃げ切ったが、調教の動きを見て、陣営は差すレースができると考えたのだろう。1度差すレースを経験していれば、もっと走れたかもしれない。勝ち馬はキャリア3戦、2着馬はキャリア2戦だった。

ヴァイザーは中団の後ろからメンバー4位の35.3秒で伸びて0.3秒差の4着。直線で外からぶつけられてバランスを崩す不利があった。最後は鋭く伸びてきただけにまともなら馬券圏内があったかもしれない。

ペイシャルアスはメンバー2位の35.0秒で追い込んで0.3秒差の6着。前2走は先行したが、連闘の影響があったのか、前半から進んで行かなかった。最後は鋭く伸びてきたが、位置取りの差が大き過ぎた。

モズスーパーフレアはフローラルシトラスにハナを譲って2番手につけたが、直線で伸び切れず0.3秒差の7着。1番人気に支持されたが、道中掛かって自滅。松若騎手は重賞で駄乗が目立つため注意したい。

スーサンドンは出遅れて離れた最後方からメンバー最速の34.6秒で追い込んで0.4秒差の8着。新馬戦の走り、今回の最後の伸び脚を見る限り能力はある。スーサンジョイの半弟。次走変わり身に注意したい。

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