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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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鳴尾記念 レース展望
2022-06-01 21:42:00
テーマ: レース展望
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2年連続中京芝2000mで行われる。過去10年で1番人気は[2-4-0-4]で6連対。鳴尾記念で最速上がりなら[2-3-0-0]。近走メンバー1、2位の上がりを連発している1番人気は堅実。2番人気は[2-1-1-6]で3連対、3番人気は[2-0-1-7]で2連対。6~9番人気が6連対。10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は8倍、8倍、18倍、33倍、184倍で年々配当がアップしている。

前走勝った馬は[2-1-1-8]で3連対。前走2、3着は[1-1-1-13]で2連対。前走6~9着は[4-1-4-24]、10着以下は[3-3-3-39]。前走OP以上で6着以下に負けた馬が巻き返している。前走好走した人気馬は過信禁物。6番人気以下で連対した7頭のうち5頭に重賞連対があり、前走OP以上で3、4、8、13、16着に負けていた。前走負けて人気がない重賞実績馬の激走に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[5-3-2-25]で1、2、2、3、10番人気が勝ち、1、2、5番人気が2着、2、5番人気が3着。3着以内に入った10頭のうち9頭が5番人気以内。アドマイヤジャスタ、ヴェルトライゼンデ、ジェラルディーナが該当する。社台F生産馬は[1-0-3-13]で1番人気が勝ち、4、4、5番人気が3着。3着以内に入った馬は5番人気以内。ギベオン、キングオブドラゴンが該当する。

カイザーバローズは芝2000m[2-1-1-1]で中京では[1-0-1-0]。前走新潟大賞典は10番手から最速の34.4秒で上がってクビ差の2着。最後にレッドガランに競り負けた。中内田厩舎のディープインパクト産駒。川田騎手とは[3-0-1-0]で好相性。今年の中京芝2000m重賞で川田騎手は[0-2-1-0]で3着以内を確保。昨年以降の重賞で川田騎手は中内田厩舎の管理馬では[3-2-2-6]、1番人気は[2-1-2-0]、2番人気は[0-1-0-3]。叩き2戦目、川田騎手で重賞初制覇なるか。

ヴェルトライゼンデはG1[0-1-1-2]でホープフルS2着、ダービー3着がある。G2は[0-3-0-0]でスプリングS、神戸新聞杯、AJCC2着。G3に出走するのは今回が初めてになる。屈腱炎で休養し、昨年のAJCC以来のレースとなる。過去10年の鳴尾記念で池江厩舎は[5-0-1-6]、4番人気以内なら[5-0-1-3]。今年の重賞でレーン騎手は[0-1-0-6]でオークスのスタニングローズ(10人気)が2着。2番人気以内では[0-0-0-3]。20年ユニコーンS以来となる重賞制覇なるか。

京都記念3着馬サンレイポケット、同4着馬ジェラルディーナ、新潟大賞典3着馬ヤシャマル、昨年の鳴尾記念2着馬ショウナンバルディ、前走阪神大賞典6着のキングオブドラゴン、昨年の金鯱賞勝ち馬ギベオンなど。サンレイポケットは芝2000m[4-3-1-7]で中京では[2-0-0-3]。昨年の鳴尾記念は1番人気に支持され、後方から伸び切れず1.0秒差の6着。前走金鯱賞は中団から伸び切れず0.9秒差の7着。昨年の天皇賞(秋)とジャパンCで4着に入った馬。鳴尾記念、金鯱賞は前残り。差しが決まる展開になれば。

ジェラルディーナは条件戦を3連勝してOP入りしたが、チャレンジC4着、京都記念4着、阪神牝馬S6着と善戦止まりが続いている。叩き3戦目、G3で巻き返すか。今年のG2、G3で福永騎手は[0-1-0-14]、5番人気以内では[0-1-0-11]。ヤシャマルは2走前の日経新春杯で0.6秒差の3着。前走新潟大賞典(54キロ)は0.1秒差の3着。2着カイザーバローズ(55キロ)とはハナ差だった。カイザーバローズとは1キロ差から同斤の56キロになる。3戦連続騎乗の松田騎手がガツンと追って持ってくるか。

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