過去１０年で１番人気は［３－２－３－２］で５連対。前走牡馬混合Ｇ１は［３－１－１－０］で前走２、４、５、５、１０着に負けた馬が巻き返している。２番人気は［１－０－０－９］、３番人気は［１－０－２－７］で各１連対のみ。連対馬１４頭が５番人気以内、残る６頭は６、６、６、７、７、８番人気。過去５年の馬連は７１倍、２５倍、２３倍、７２倍、６７倍で荒れている。７番人気前後を絡めて中穴を狙うのが妙味。

年齢別では、３歳［１－０－２－７］、４歳［３－２－２－１９］、５歳［３－６－５－４９］、６歳［２－２－０－３１］、７歳以上［１－０－１－２９］で４、５歳馬が活躍。穴で７番人気前後の５歳馬に注意。前走１０着以下から連対した５頭は４、５歳馬でそのうち４頭は関屋記念で道中３番手以内につけていた。４頭の人気は１、５、７、８番人気。穴で前走重賞で惨敗した逃げ先行タイプの４、５歳馬を絡めたい。

過去１０年でノーザンＦ生産馬は［４－１－５－２９］で１、１、３、４番人気が勝ち、７番人気が２着、１、１、５、８、９番人気が３着。人気薄が２、３着に激走している。スカイグルーヴ、ダノンザキッド、ディヴィーナ、リアアメリアが該当する。社台Ｆ生産馬は［０－２－２－１８］、社台白老Ｆ生産馬は［０－１－１－１１］だが、今年は該当馬がいない。追分Ｆ生産馬は［０－０－０－１］。イルーシヴパンサーが該当する。

イルーシヴパンサーは芝１６００ｍ［４－１－０－１］で東京新聞杯を後方２番手から最速の３３．１秒で差し切って１分３２秒６で優勝。前走安田記念は後方２番手から最速タイの３２．６秒で追い込んで０．２秒差の８着。直線で前が壁になってまともに追えなかった。今年の芝１６００ｍ重賞で１番人気は［２－６－１－６］、左回りでは［０－２－０－５］で未勝利。６月以降の平地重賞で１番人気は［１－３－３－１１］で現在１５連敗中。テン乗りの岩田望騎手に乗り替わる。今年の芝１６００ｍ重賞で岩田望騎手は［０－０－０－８］。

ダノンザキッドは新馬、東スポ杯２歳Ｓ、ホープフルＳを３連勝したが、その後は［０－０－２－４］で３着止まり。芝１６００ｍは富士Ｓが０．５秒差の４着、マイルＣＳが０．２秒差の３着、安田記念が０．２秒差の６着。前走安田記念は２番手から１２位の３３．７秒で上がって６着に終わったが、８着イルーシヴパンサーに先着した。Ｇ３に出走するのは東スポ杯２歳Ｓ以来となる。イルーシヴパンサーより１キロ重い５７キロを背負う。今年の重賞で川田騎手は１番人気［１－１－２－５］、２番人気［１－２－２－３］で各１勝のみ。

京都牝馬Ｓ＆京王杯ＳＣ２着馬スカイグルーヴ、谷川岳Ｓと米子Ｓを連勝したウインカーネリアン、京都金杯勝ち馬ザダル、前走ヴィクトリアマイル１１着のディヴィーナ、前走マーメイドＳ４着のリアアメリア、条件戦を３連勝したゴールデンシロップ、前走米子Ｓ５着のエアファンディタなど。スカイグルーヴは京都牝馬Ｓで半馬身差の２着に負けたが、勝ったロータスランドは昨年の関屋記念勝ち馬だった。デシエルトの半姉でエピファネイア産駒。ルメール騎手では［２－４－０－１］。距離１Ｆ延長を克服して重賞初制覇を飾るか。

ウインカーネリアンは芝１６００ｍ［３－１－０－２］で現在２連勝中。今回も５７キロを背負う。三浦騎手では［６－１－０－１］。今年の重賞で三浦騎手は［０－１－０－２５］。ザダルは今年の京都金杯を１分３２秒９で優勝。前２走は５８キロを背負って１０、６着。５８キロがどう出るか。テン乗りの戸崎騎手が騎乗する。ディヴィーナは芝１６００ｍ［３－０－０－２］で２勝Ｃでジャスティンカフェに勝っている。前走ヴィクトリアマイルは道中折り合いを欠いて０．７秒の１１着。母はヴィルシーナ。武豊騎手が折り合えるかがカギ。