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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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小倉大賞典 レース展望
2023-02-16 21:55:00
テーマ: レース展望
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ローカルのハンデ重賞。過去10年で1番人気は[3-2-0-5]で5連対。4歳馬は[3-1-0-3]で4連対、5歳馬は[0-1-0-2]。2番人気は[1-1-1-7]で2連対、3番人気は[2-1-0-7]で3連対。6~9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は146倍、18倍、224倍、31倍、15倍で荒れている。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬13頭に小倉芝中距離で連対があった。昨年勝ったアリーヴォは小倉芝で4戦4勝だった。小倉は平坦小回りコースで先行馬には器用さ、差し馬には捲る脚が問われる。小倉で実績のある馬に注目。10番人気以下で3着以内に入った6頭は5、6、7、7、7、9歳馬で4頭にローカル重賞で3着以内があった。大穴で近走不振で人気がない重賞実績のある6歳以上の高齢馬、特に小倉で実績のある馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[2-3-5-36]で1、3番人気が勝ち、1、8、8番人気が2着、2、4、5、5、12番人気が3着。カテドラル、ヒンドゥタイムズ、レッドベルオーブが該当する。社台F生産馬は[1-1-0-11]で3番人気が1着、3番人気が2着。バジオウ、フォルコメン、ホウオウエミーズ、ロングランが該当する。社台馬主の馬はカテドラル(キャロットF)、ヒンドゥタイムズ(シルクHC)、フォルコメン(社台RH)の3頭。

レッドランメルトは芝1800m[3-2-1-0]で1勝クラス、茨城新聞杯、常総Sを3連勝した。前走中山金杯は5番手から勝負どころで2番手に押し上げ、10位タイの35.8秒で上がって0.3秒差の6着。早めに動いて見せ場を作ったが、外枠から終始外を回ったことが堪えた。国枝厩舎のディープインパクト産駒でいい脚を長く使えるタイプ。ハンデは前走と同じ55キロ。得意の芝1800mで重賞初制覇なるか。過去10年で吉田隼騎手は[0-0-1-8]。

ヒンドゥタイムズは昨年の小倉記念を2位タイの35.0秒で追い込んで0.8秒差の2着。3着ジェラルディーナに先着した。芝1800mは大阪城Sを1分46秒1で勝っている。ハンデは57.5キロ。ムルザバエフ騎手が騎乗する。ウイングレイテストは前走ニューイヤーSを前半5F58.9秒で逃げ、4位の34.3秒で上がって1分33秒2で優勝。芝1800mは[1-0-1-3]でディセンバーSで3着がある。ハンデは57キロ。松岡騎手では[3-6-2-5]。

昨年の中京記念2着馬カテドラル、昨年小倉日経オープンを逃げ切ったレッドベルオーブ、前走関門橋S2着のダンディズム、同4着のバジオウ、前走ディセンバーS5着のロングラン、昨年の新潟牝馬S勝ち馬ホウオウエミーズなど。カテドラルは小倉芝1800mの中京記念で2年連続2着。前走福島記念は見せ場なく13着に惨敗したが、今回はトップハンデ58キロを背負う。日曜の小倉は曇り一時雨の予報。馬場が渋ったら道悪巧者のホウオウエミーズに注意したい。

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