過去10年の1番人気は[2-1-2-5]で3連対。過去6年は[0-1-1-4]で1連対のみ。稍重以上では[0-1-2-3]で未勝利。2番人気は[2-4-0-4]で6連対、3番人気は[2-1-3-4]で3連対。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6、8、8、9、12番人気。過去5年は16倍、305倍、91倍、10倍、135倍。19年は3-12番人気、昨年は8-5番人気で万馬券が飛び出した。
連対馬18頭が前走5着以内。前哨戦のG3を勝った馬が活躍している。前走7着から連対した馬はファルコンS勝ち馬。前走15着から連対した馬は高松宮記念勝ち馬。中京重賞勝ち馬が巻き返している。年齢別では4歳[3-2-3-30]、5歳[4-3-3-36]、6歳[2-5-3-33]、7歳以上[1-0-1-50]。6歳馬は2、2、3、6、8、8、12番人気が連対。穴で6歳馬に注意。7歳以上は不振傾向。
ナムラクレアは芝1200m[4-0-1-1]で小倉2歳Sを1分7秒9、函館スプリントSを1分7秒2、シルクロードSを1分7秒3で優勝。昨年の北九州記念は0.2秒差の3着に負けたが、直線で内に切れ替えるロスがあった。スプリンターズSは0.2秒差の5着に負けたが、内が有利な馬場で外に振られるロスがあった。日曜は雨が降る予報が出ているが、不良馬場のフェニックス賞を勝っている。G2以下は[4-2-2-0]、G1は[0-0-1-2]。浜中騎手は高松宮記念[0-1-1-1]でレシステンシアで2着、ミッキーアイルで3着がある。
メイケイエールは芝1200m[4-0-0-5]で小倉2歳S、シルクロードS、セントウルSを優勝。昨年のセントウルSを1分6秒2のレコードで2馬身半差で圧勝している。昨年の高松宮記念は8枠17番から外を回って0.1秒差の5着。スプリンターズSは4番手から伸び切れず0.9秒差の14着。セントウルSをレコード勝ちして中2週のローテーションが厳しかったか。G2以下は[6-0-0-1]、G1は[0-0-0-6]。池添騎手は高松宮記念[1-2-1-12]でカレンチャンで1着、デュランダル、グラナレグリアで2着がある。
阪急杯勝ち馬アグリ、昨年の京阪杯勝ち馬トウシンマカオ、21年のスプリンターズS勝ち馬ピクシーナイト、昨年のスプリターズS2着馬ウインマーベル、昨年の高松宮記念勝ち馬ナランフレグ、同2着馬ロータスランド、阪神カップ1、2着のグレナディアガーズ、オーシャンS勝ち馬ヴェントヴォーチェなど伏兵は多士済々。アグリは2番手から7位タイの34.1秒で早めに抜け出して1分19秒5で優勝。条件戦から4連勝で重賞初制覇を飾った。前走の1200m通過は1分7秒6だった。過去10年で安田隆厩舎は[2-0-1-7]でロードカナロア、ダノンスマッシュで勝っている。
トウシンマカオは芝1200m[2-0-0-2]で京阪杯を5番手から最速の33.0秒で差し切って1分7秒2で重賞初制覇を飾った。前走シルクロードSは0.5秒差の4着に終わったが、内が有利な馬場で大外15番枠が堪えている。ビッグアーサー産駒。パフォーマンスを引き上げて父子制覇なるか。ピクシーナイトは21年のスプリターズSを1分7秒1で2馬身差で圧勝した馬。香港スプリントで事故に巻き込まれて骨折したが、ようやく復帰に漕ぎ着けた。中468日で勝てば、中363日で有馬記念を制したトウカイテイオーの記録を更新する。テン乗りの戸崎騎手が騎乗する。