過去10年で1番人気は[7-2-0-1]で9連対。昨年は単勝2.9倍のヴェントヴォーチェが9着に終わった。2番人気は[1-4-0-5]で5連対、3番人気は[0-2-2-6]で2連対。6~9番人気は3連対、10番人気以下は[0-0-2-68]。過去5年の馬連は10倍、10倍、8倍、10倍、30倍。人気馬が活躍し堅い決着が多いが、1番人気が崩れた昨年は中穴決着になった。
459キロ以下は[1-1-0-24]で連対した2頭は1、2番人気で51キロの3歳牝馬だった。480キロ前後の連対が多い。500キロ以上は3番人気以内なら[2-3-0-6]。馬格があり斤量が軽い馬が勝つことが多い。直線1000mは外枠が有利。過去10年で6~8枠が連対しなかった年はない。連対馬15頭が9番枠より外だった。近年は内枠の馬が内を進み、馬群が2分する傾向がある。
過去10年でノーザンF生産馬は[1-0-1-12]で1番人気が勝ち、9番人気が3着。オールアットワンス、スティクス、スワーヴシャルルが該当する。社台F生産馬は[0-1-0-12]で3番人気が2着。プルパレイが該当する。G1に関係が薄いG3で社台の馬は活躍していない。社台馬主の馬はスティクス(シルクHC)、オールアットワンス(吉田勝己氏)の2頭のみ。
ジャングロは昨年のニュージーランドTを1分33秒5で逃げ切り勝ち。2着マテンロウオリオンはNHKマイルCで2着に入った。芝1200mは[2-0-1-0]で中京2歳Sを1分8秒4のレコード、マーガレットSを1分8秒0で勝っている。脚部不安でNHKマイルC7着以来となるが、森厩舎の管理馬らしく1週前に栗坂で50.7秒の1番時計を出している。初の直線1000m、他馬より重い58キロでも1番人気になりそうな雰囲気。テン乗りの戸崎騎手が騎乗する。過去10年で戸崎騎手は[0-0-1-4]。
過去10年で前走韋駄天Sは[4-6-1-26]で10連対。19年は1、2着馬が1、2着、20年は2、1着馬が1、2着、21年は9着馬が2着、昨年は4、3着馬が1、2着。近年は韋駄天S組の活躍が目立つ。今年の韋駄天Sは1着メディーヴァル(6人気)、2着ファイアダンサー(9人気)、3着トキメキ(4人気)だった。メディーヴァルは5キロ増の57キロ、ファイアダンサーは4キロ増の55キロ、トキメキは1キロ増の55キロを背負う。このあたりの斤量と枠順次第で着順は入れ替わりそうだ。
21年のアイビスSD勝ち馬オールアットワンス、昨年のアイビスSD2着馬シンシティ、同3着馬ロードベイリーフ、同4着馬レジェーロ、同5着馬スティクス、アイビスSD1、2、2、10着のライオンボスなど直線1000mの実績馬が揃ったが、近走不振が続いている馬が多い。ロサロッサーナは昨年直線1000mの未勝利戦を逃げて最速の32.6秒で上がり、54秒8で5馬身差で圧勝。1勝Cは逃げて2位の34.0秒で上がって56秒4(稍重)で5馬身差で圧勝。ハナを切れば強いが、格上挑戦でハナを切れるかどうか。