関東馬［５－２－５－６２］で７連対、関西馬［５－８－５－４３］で１３連対。５年が関西馬のワンツー決着。関東馬は１番人気［３－０－２－１］だが、２～５番人気は［０－１－３－９］で取りこぼしが多い。牝馬は［０－１－１－７］で１連対のみ。中山芝３６００ｍは適性が問われる特殊なコース。アルバートが４連対、デスペラードが２勝。一度好走した馬が再度好走している。過去２年で３着以内に入った馬に注意したい。

過去１０年のノーザンＦ生産馬は［４－５－４－３１］で１、１、１、６番人気が勝ち、１、２、２、４、４番人気が２着、１、２、３、４番人気が３着。アイアンバローズ、キングズレイン、ジェットモーション、セファーラジエル、レッドジェネシス、ワープスピードが該当する。社台Ｆ生産馬は［１－０－１－６］で３番人気が勝ち、５番人気が３着。グランオフィシエ、フジマサインパクトが該当する。

社台馬主の馬はキングズレイン（サンデーＲ、）、セファーラジエル（サンデーＲ）、シルブロン（シルクＨＣ）、グランオフィシエ（社台ＲＨ）、ジェットモーション（Ｇ１レーシング）。過去１０年でルメール、Ｍデムーロ騎手を除く外国人騎手は［５－２－２－４］、６番人気以内なら［５－２－２－１］で複勝率９０％。今年はビュイック騎手がキングズレイン、マーカンド騎手がシルブロンに騎乗する。２頭とも社台馬主の馬。

キングズレインは条件戦［３－０－１－０］、重賞は［０－０－１－２］でホープフルＳ３着、毎日杯１２着、セントライト記念５着。重賞は３戦とも追い込むレースだった。東京芝２４００ｍの町田特別を好位から最速タイの３３．７秒で抜け出して２分２６秒４で優勝。ルーラーシップ産駒で母はエリザベス女王杯３着馬タッチングスピーチ。近親に菊花賞着馬サトノルークス。３歳馬で５５キロで出走できる。１９８６年以降のステイヤーズＳで３歳馬は１番人気なら［４－３－０－１］。社台はビュイック騎手を確保。馬は時々ポカがある。

マイネルウィルトスはＧ２［０－３－０－２］でＡＲ共和国杯２、２着、目黒記念２着。前走ＡＲ共和国杯は後方から外を回って押し上げ、５位タイの３４．７秒で上がって１馬身差の２着。いい脚を長く使っている。昨年プリュームドールを２着に持ってきた横山武騎手が騎乗する。シルブロンはダイヤモンドＳで４コーナー６番手から４位の３６．０秒で上がって０．４秒差の３着。豪コーフィールドＣを制したメールドグラースの半弟。前２走惨敗したが、社台はマーカンド騎手を確保。インパクトのある顔。馬名は「白いまつげ」という意味。

昨年のダイヤモンドＳ勝ち馬テーオーロイヤル、前走古都Ｓを勝ったワープスピード、福島記念２着馬ダンディズム、２１年のステイヤーズＳ２着馬アイアンバローズ、前走ＡＲ共和国杯５着のセファーラジエル、同８着のアフリカンゴールド、メトロポリタンＳ勝ち馬グランオフィシエ、札幌日経オープン２着馬アケルナルスターなど伏兵は数多い。テーオーロイヤルは昨年の天皇賞(春)３着馬。長期休養明けの前走ＡＲ共和国杯は５８．５キロを背負い、中団から伸び切れず０．６秒差の１０着。叩き２戦目、５７キロでどこまで変わるか。

ワープスピードは芝２４００ｍ以上［４－０－１－４］で前走古都Ｓを７番手から２位タイの３５．３秒で差し切って３分３秒７で優勝。六社Ｓで接戦したチャックネイトはＡＲ共和国杯で３着に入った。高木厩舎のドレフォン産駒。半姉ディヴァインラヴはタイトルホルダーが圧勝した菊花賞で０．８秒差の３着。長距離戦で素質が開花してきたか。ダンディズムは前３走札幌日経オープン３着、丹頂Ｓ２着、福島記念２着。現役が４頭しかいなくなったマンハッタンカフェ産駒。小回りの中山で富田騎手が強引に捲って持ってくるか。

アイアンバローズはステイヤーズＳで０．１秒差の２着、０．５秒差の４着。ジャスティンパレスの半兄でオルフェーヴル産駒。久々に石橋脩騎手が騎乗する。アフリカンゴールドは自らＸを開設し、アイドルホースオーディションで１位に輝いた。今年の阪神大賞典は逃げて４着に粘ったが、２着ボルドグフーシュに０．１秒差、５着ディープボンドに先着。高齢になってもパフォーマンスが落ちないステイゴールド産駒はオジュウチョウサンが１１歳で障害Ｇ１を優勝。逃げ切りを期待(笑）菊花賞＆ステイヤーズＳ５着馬でタイトルホルダーの半姉メロディーレーン（前走３６０キロ）もガンバレ！