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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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マイルCS レース回顧
2024-11-21 18:25:00
テーマ: レース回顧
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有料版競馬道場で公開したマイルCSのレース回顧です。

ソウルラッシュは後方から勝負どころで10番手に押し上げ、メンバー2位タイの33.6秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分32秒0。バルサムノートが逃げて前半3F33.8秒、5F57.5秒の速い流れ。上がりは34.5秒、ラップは11.6-11.4-11.5秒。2F目に10.6秒が刻まれ、3F目から最後まで11秒台のラップが続く、レベルの高いレースになった。馬場の内側が荒れており、4着ブレイディヴェーグを除き、11番枠より外に入った馬が7着まで占めた。

ソウルラッシュは勝負どころでブレイディヴェーグを外からマークして内に押し込み、直線で馬群を捌いて抜け出して2着に2馬身半差をつけて圧勝した。昨年のマイルCSで2着、今年の安田記念で3着に入った馬がパフォーマンスを引き上げ、4番人気でG1初制覇を飾った。良馬場に回復したが、内が荒れて少し緩くタフな馬場もマッチしたのだろう。6歳馬の優勝は14年ダノンシャーク(8人気)以来10年ぶりとなった。ゴールの前から派手なガッツボーズをした団野騎手は過怠金5万円が課せられた。それほど渾身の騎乗だったのだろう。次走は昨年4着に終わった香港マイルに向かうことになりそうだ。日本馬の大将格として頑張ってもらいたい。

エルトンバローズは大外17番枠から好スタートを切った後に8番手に控え、メンバー6位タイの34.2秒でしぶとく伸びて0.4秒差の2着。前年のマイルCSで0.2秒差の4着に入った馬がG1で初めて連対した。春の3戦は道悪で惨敗しただけに良馬場に回復したことも良かったのだろう。中京記念3着、毎日王冠3着と少しずつ復調し、最大目標のマイルCSで7番人気で激走した。杉山晴厩舎はスプリンターズSをルガル、武蔵野Sをエンペラワケアが勝つなど最近の重賞で活躍が目立つので注意したい。次走は招待されれば、香港カップ、または香港マイルに向かう予定。

ウインマーベルは7枠14番から好スタートを切って4番手につけ、4コーナーから直線で早めに抜け出し、メンバー9位タイの34.5秒で上がって0.4秒差の3着。前週のエリザベス女王杯を勝ったスタニングローズ(Cデムーロ騎手)のように早めに抜け出して地力で粘り込んだが、最後は一杯になって2頭に交わされた。松山騎手がウインマーベルの地力を信頼して上手く乗っている。外枠から終始馬場のいい外を通れたことも良かったのだろう。それでも初の芝1600mで10番人気で激走し、距離をこなすメドが立った。昨年の阪神カップから阪急杯、京王杯SCと芝1400mでは3連勝中。次走は阪神カップで2連覇を狙うことになりそうだ。

ブレイディヴェーグは1枠2番から中団につけ、直線で馬群を割ってメンバー5位の34.1秒で上がって0.4秒差の4着。2~5着は同タイム。勝負どころで外からソウルラッシュにマークされて直線で外に出せず、ルメール騎手がエリザベス女王杯の直線でごちゃついたことを考慮して慎重に捌いてきたが、ラスト1Fから前に馬がいてトップギアに入らなかった。外枠から外を通った馬が上位を独占しており、1枠2番から乗り難しい面もあったのだろう。初の牡馬混合初の芝1600m、初の前半3F33秒台のレースだったことを考えると内容は悪くない。今後はひと息入れて来年はドバイターフ、ヴィクトリアマイルなどが視野に入る。

チャリンはムーア騎手が押しても進んで行かず、道中後方を進み、直線で外からメンバー2位の33.6秒で追い込んで0.4秒差の5着。最後は外から強烈な末脚で突っ込んできたが位置取りが後ろ過ぎた。欧州のレースはスローになるため、初めての前半3F33秒台の流れに馬が戸惑ったのだろう。それでも外から2位の33.6秒で上がり、1分32秒4で走って能力を示した。雨で馬場が渋らなかったのがマイナスだった。

セリフォスは8枠15番から道中内めの10番手を進み、4コーナーから直線でショートカットして外に持ち出したが伸び切れず0.6秒差の6着。上がりはメンバー8位の34.3秒。外枠から馬場のいい外を通った馬が上位を独占しただけに川田騎手が外枠からわざわざ荒れた内に入れたことがマイナスだった。叩き2戦目で馬体が8キロ絞れて仕上がりは良さそうだった。次走の阪神カップがラストランになる模様。

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