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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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金鯱賞 レース展望
2017-03-08 18:50:00
テーマ: レース展望
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3月11日(土)に行われる金鯱賞のレース展望です。

・ステファノス
・ヤマカツエース
・ルージュバック
・サトノノブレス
・プロディガルサン
・ヌーヴォレコルト

今年からG1に昇格した大阪杯の前哨戦として3月に移動した。過去10年で1番人気は[5-1-0-4]で6連対。単勝2倍台は[3-0-0-1]、3倍台は[2-1-0-2]、4倍台は[0-0-0-1]。信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[1-1-2-6]、3番人気は[1-1-1-7]で各2連対。6~9番人気が6連対、10番人気以下は1連対。最近5年の馬連は93倍、27倍、12倍、14倍、92倍で中穴決着が多い。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

関東馬は[1-2-1-15]で3連対、関西馬は[9-8-10-99]で17連対。関西馬が活躍している。過去5年で関東馬は[1-1-1-10]で5番人気以内は[1-1-0-1]。関東馬は人気馬のみ。穴は関西馬があけている。6番人気以下で連対した6頭のうち4頭が道中3番手以内につけていた。前に行った馬が粘って波乱を演出することが多い。前走重賞で善戦止まりに終わった逃げ先行タイプ、特に前走上がりがメンバー3位以内だった馬で6~9番人気になった馬に注意したい。

ステファノスは芝2000m[0-3-2-2]で天皇賞(秋)2、3着、クイーンエリザベス2世C2着、鳴尾記念2着、香港カップ3着がある。昨年の天皇賞(秋)では後方からメンバー最速タイの33.5秒で追い込んで3着に入った。芝2000m以上で勝ったことがないが、一線級を相手に善戦を続けている。休み明けは[0-2-1-3]、中京は芝1600mの新馬戦4着以来となる。58キロを背負った天皇賞(秋)で2、3着がある馬がG2に56キロで出走できる。力は足りるが、香港遠征明けのため、仕上がり面に注意。

ヤマカツエースは芝2000m[3-0-1-4]で福島記念、中山金杯、金鯱賞を優勝。金鯱賞は中団からメンバー3位の33.1秒で差し切って1分59秒7で優勝。前半5F61.5秒のスローペースでラスト4Fを高速ラップでまとめて差し切った。前走有馬記念は後方からメンバー最速の35.1秒で追い込んで0.3秒差の4着。前残りの展開になったが、最後に鋭く伸びて実力を示した。今回は他馬より1キロ重い57キロを背負うが、ベストの芝2000m。休み明けは[0-0-1-3]。前哨戦でどこまで仕上げてくるか。

昨年エプソムCと毎日王冠を連勝したルージュバック、前3年の金鯱賞2、3、3着のサトノノブレス、前走東京新聞杯2着のプロディガルサン、前走中山記念をひと叩きされたヌーヴォレコルト、昨年の金鯱賞2着馬パドルウィール、同5着馬リアファル、前走小倉大賞典2着のヒストリカルなど。ルージュバックは芝1800~2000m[5-1-0-1]で天皇賞(秋)7着を除き連対を確保。ベストは東京芝1800mだが、2000mも守備範囲。中京は初めてだが、左回りは得意。休み明けは[2-1-0-1]で苦にしない。

サトノノブレスは中京芝2000mの重賞では[1-1-2-0]で3着以内を確保。昨年の中日新聞杯を58キロを背負って勝ったが、今回は56キロで出走できる。7歳馬でも得意コースで要注意か。プロディガルサンは前走東京新聞杯でメンバー最速の32.0秒で伸びてクビ差の2着。リアルスティールの全弟で中距離も守備範囲。4歳馬でまだパフォーマンスアップの可能性がある。ヌーヴォレコルトは前走スローの上がり勝負になった中山記念で7着に終わったが、ひと叩きされてどこまで変わってくるか。再度54キロで出走できる。

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