それにしても、ネットのBlogに吐き散らされている言葉の何と薄っぺらいことだろう。君たちはマスコミや政治家を軽蔑してゴミ扱いするが、君たちの言葉は古館伊知郎やみのもんたより薄っぺらで、渋谷の街宣右翼のようにただ騒々しいだけだ。彼らががなりたてる粗悪でやかましい扇動プロパガンダと同じだ。小沢一郎には何の政治責任もないとか、説明責任は十分果たしたとか、説明責任の必要はないとか、よくそんな論外なことが言えるものだ。平気で吐き散らせるものだ。みのもんたや古館伊知郎の言葉がゴミなら、君たちの言葉はゲロだよ。1年後とか2年後、自分が吐いた汚物と向き合えるのか。ネットでは特に話題にならなかったが、5/13の朝日新聞のオピニオン面に「小沢一郎とは」の特集があり、立花隆の寄稿が載せられていた。往年の冴えと較べれば衰えの目立つ立花隆だけれど、最近の小沢問題を論じた文章の切れ味は、さすがに立花隆だと思わせる。知識人としての責任をよく果たしている。内容は至極当然の評論なのだけれど、ここまで本質を射抜ける論者が他にいない。金子勝や浅井慎平の言を聞き、立花隆の文を読むと、ネットの言論など不要で有害なだけではないかと思えて憂鬱になる。