マスコミは、麻生首相は当初7/14解散、8/8投票の日程で決断しようとしていたと報じている。私は、これは嘘であり、麻生首相と政治記者が意図的に撒いている偽情報だと判断している。麻生首相の全ての行動の動機と目的は「一日でも長く政権を続けること」であり、念頭にあるのは在任期間の日数だけだ。総理在職日数が、安倍晋三は366日で、福田康夫は344日。この二人を下回る赤恥の短命記録を避けたい一心で、政局商売のマスコミ記者と裏で結託して、「解散風」のネタを武器に一日一日を凌いで政権にしがみついてきた。8/30投開票で、その時点で総理であれば、憲法54条の特別国会召集条項を都合よく利用して、どうにか念願の目標に辿り着ける。8/30もしくは9/6の投開票は、側近の菅義偉も仄めかしているように、麻生首相にとって最初から既定路線だった。8/8投票なら在任期間が364日未満になる。それから、私は「
新総裁」政局はあると予想していて、麻生首相もそれを織り込んでいると推測する。マスコミの評論家は、解散まで一週間しかないと議員は地元に帰って張りつき、東京で麻生降ろしの政局をやっている時間的余裕はないなどと言っているが、それは政治を知らない者の一般論だ。選挙区で民主党候補に敗北必至の現職にとっては、地元に張りつくよりも、東京で総裁を替えた方が当選の可能性が出るのである。