解散がされた。今、民主党は比例ブロックの名簿作成に大車輪の最中で、選対本部は不眠不休の突貫作業が続いているだろう。4年前と逆の風が激しく吹き荒れ、今度は民主党が限度いっぱいまで名簿に名前を登録する必要に迫られる。4年前の杉村太蔵のように、その辺をぶらぶら歩いている20代の若者を公募で捕まえてきて、にわか仕立ての候補者にして代議士様にするだろう。「政権交代チルドレン」が大量に誕生する。中国ブロックの名簿と順位はどうなっているだろうか。定員は11名。民主党は確実に5人を押しこむ。名簿に名前が載っていれば、2か月後に衆院議員になって赤い絨毯を踏む人になる。今度の総選挙の争点は「政権選択を問う選挙」で確定した。争点をオーソライズするのはマスコミである。今回、この争点設定を自民党も受け入れざるを得ず(7/21の細田博之の対応)、NHKの7時のニュースで公式に固まった。最早、誰もこの争点を動かせない。言うまでもなく、この争点は民主党が勝利する戦闘の陣形であり、民主党の勝利へと結果がネイティブに導かれる選挙のパターンである。公式に設定された争点は勝敗の行方を大きく左右する。2年前の参院選は年金問題が最大の争点になった。4年前の衆院選は郵政民営化の是非が争点になった。