7月になり、カレンダーの写真の花がイベリスに変わった。花言葉は「心を引きつける」。壁のカレンダーの花の色はパープルピンクで、梅雨明けの夏空の下を歩く若い女性のように可憐で美しい。宮崎駿のアニメ映画の登場人物を想起させる。湯浅誠の派遣村閉村のニュースをなぜブログで取り上げないのかという意見がコメント欄にあった。ニュースはネットで見たけれど、特に取り上げる気にはなれなかった。もし湯浅誠が、そこで総選挙に向けて本格的に活動することを宣言し、反貧困の勢力を政治的に結集して国会に代表を送ろうと呼びかけたのなら、彼が決起したのなら、私は関連記事を毎日ブログに書き、そこら中にトラックバックを送り、ネットの中に賛同と参集の渦を作るべく徹夜で動き回っていただろう。派遣村閉村のニュースは、半年経っても就労者がわずか13人で、厳しい雇用状況が続いている現状が確認されているだけだ。湯浅誠は6/30の閉村シンポジウムで「今後も暮らしやすい社会に変える活動を続ける」と語ったが、総選挙を目前にして、誰もが選挙に強い関心を向けているとき、派遣村運動が政治に積極的な関与を示すメッセージを発信しなくていいのだろうかと素朴に思う。