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湯浅誠の参与復帰 - 脱構築主義と反貧困ルックと中間層の心性
2010-05-13 23:30:00
テーマ: 政治・経済
テレビのニュース番組では全く報道されず、購読している朝日新聞の紙面でも拾えなかったが、湯浅誠が内閣府参与に再起用されている。私は、定期的にGoogleのニュース検索で「湯浅誠」を叩いてトラックしていて、昨日(5/12)の検索で情報を得た。記事によれば、任務は前回と全く同じである。3月に騒動して辞任して、NHKで特集番組まで放送して、まだ2か月しか経ってない。この辞任問題で私は記事を3本書き、湯浅誠に国民への理由説明を求めたが、その訴えが届いたのかどうか、湯浅誠は「経緯説明と意見表明」と題した文書をネット上に発表した。今回、内閣府参事への再就職については自ら説明の口を開くのだろうか。NHKの番組では、世論を動かさないと行政は変わらないからと言い、運動家に戻って世論を動かすと言っていた。2か月の運動で世論は動かせたのか。私は3/1の記事で、「決意して大役を引き受けておきながら、簡単に辞めると言ったり、辞めるのを止めると言うのは無責任だ」と書いている。公共放送の電波を使って、官僚批判を含む辞任の弁を言い、副総理の菅直人の手を煩わせながら、2か月でその決意を撤回して再登板というのは、果たして国民感情からして納得できるものなのだろうか。内閣府参与という職は、そのようにアルバイト感覚で、非正規労働者のコマ切れ契約のように、就職したり離職したりするものなのか。きっと、産経あたりがそうした論調で猛然と攻撃を仕掛けてくるだろう。
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