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・現在、コメントにつきましては、エキサイト版の方で受け付けております。ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。Twitterでの情報発信も続けておりますので、どうぞご利用下さい。
円高と株安の中で経済政策の対立と論争がない - 菅政権翼賛のみ
2010-08-25 23:30:00
テーマ: 政治・経済
急激な円高と株安が同時進行している。円高はドル安・ユーロ安を意味するが、米国と欧州の通貨当局は輸出振興による成長効果を期待して為替安を歓迎しているため、協調介入は困難で、円高は防ぐ方途がないという説明になっている。株価が下がれば企業の含み益が減り、来年の設備投資と雇用計画に悪影響を及ぼす。また、円高は製造業の海外移転に拍車をかける要因にもなる。2年前の派遣切りのような事態が再び起きなければいいが、環境としては悪夢が再現する危険性は十分あるように思われる。マスコミが醸成して固める社会の空気が、それを容認する方向に変わっているからである。今日(8/25)の日経の1面では、編集委員の菅野幹雄が政府に対策を要求し、①法人税率の引き下げと②新規事業のタネを増やす規制緩和の二つの成長戦略を前倒しせよと言っている。この主張は、夏休みを終えて今週から報道ステーションに復帰した古舘伊知郎の喋りと全く同じだ。古舘伊知郎は「規制緩和」とは言わず、その表現だと新自由主義の響きがするのを憚るのか、言葉を変えて「規制改革」と呼んでいる。菅野幹雄の方は、日経の読者の殆どが新自由主義者とその予備軍であるため、こうした言い回しの気兼ねをする必要がなく、そのまま「規制緩和」と言っている。菅野幹雄と古舘伊知郎が前倒しを要求している規制緩和の中身は、医療と農業の分野への自由な資本進出であり、医療と農業の民営化である。
責任者の不作為 - 所信表明演説の「孤立化」防止対策と熱中症死
2010-08-23 23:30:00
テーマ: 政治・経済
8/20の朝日新聞の1面トップに、熱中症で死亡したさいたま市の76歳の男性について記事が掲載されていた。8/19のブログで取り上げた事件で、生活保護を申請しながら断られ、電気もガスも電話も止めて長男と二人で暮らしていた高齢者の問題である。大見出しに「困窮10年、炎暑の死」、小見出しに「電気・ガスなし、父子孤立」とあり、単なる高齢者の熱中症死の事故ではなく、貧困と孤立が招いた社会問題だという視点で記事が書かれている。この種の問題については、毎日が真摯に取材していて、朝日もその姿勢に刺激されたのだろう。NHKの報道によれば、この夏すでに全国で300人以上が熱中症で死亡しており、死者数も搬送者数も過去最高を記録している。この熱中症による大量死の問題は、果たして自然災害の範疇の問題なのだろうか。私がそう疑問を抱くのは、異常な猛暑は決して今年だけの出来事ではないと思うからだ。先日、NHKのお天気番組で平井信行がデータを紹介していたが、東京で35度を超える猛暑日の日数が最も多かったのは、13日間を記録した1995年だというのである。今年はそれを超える可能性があると予想を述べていたが、まだ10日間に達していない。3年前の2007年は今年以上に猛暑で、埼玉県の熊谷で40.9度の最高気温を記録したが、今年はまだ40度を超えた日はない。そして、1995年も、2007年も、熱中症による死者数が大きく報道される事態はなかった。
東京上野の「シャガール展」 - 愛とやさしさ、追憶と幻想、現実と変容
2010-08-22 23:30:00
テーマ: アート・デザイン
東京芸大美術館で開催されているシャガール展を見てきた。上野公園の入口から右に折れて大噴水のある広い通りを歩き、国立博物館正門に突き当たる手前を左に入ると、その奥が芸大の敷地に繋がっている。この一帯は樫や銀杏の巨木が並ぶ鬱蒼とした森で、都会の住民が散歩するのに絶好の場所だ。上野公園の素晴らしさは、目を見張る巨木の木立にある。来るたびに、この巨木に囲まれた森林空間が市民にパブリックに提供されている公園であること、そこへいつでも行ける東京に住んでいることの幸福と幸運を感じる。けれども、この空間で必ず目にするのは、格差社会の最も悲しく深刻な現実で、通るたびに路上生活者のための炊き出しや集会に遭遇することになる。そこに群れ集まる者の数の多さに驚かされる。巨木の景観を圧倒する衝撃の人数が視界に入る。その日も、キリスト教の慈善団体が食料品を無償配給し、ホームレスの人々の散髪をサービスする救援事業を行っていた。その社会的現実を目撃した気分の余韻で、快適な森林散策の感動が減殺される。その現実を横目で見ながら、平日(8/20)の昼間にシャガール展に行く者たち。おそらく、巨木の下を美術館へ歩く富裕な人々にとって、この現実は自分の世界からは縁遠いもので、垣間見た風景は自分とは無関係なアクシデントで、シャガール展への期待と興奮に水を差す不具合な「余興」の出現なのだ。だが、私はそうではない。無関心でいられる人間ではない。二つの人々の中間に私はいる。
少女の自殺、熱中症の大量死、タンカー損壊 - テロ説は自作自演か
2010-08-19 23:30:00
テーマ: 政治・経済
大阪の高槻市で小3の女の子が自殺した事件について、マスコミは特に大きな関心を寄せていない。NHKでは、夜7時のニュースで報道されたが、夜9時のニュースでは取り上げられなかった。テレビ朝日も無視した。私の感覚では、この事件が昨日(8/18)の最も大きなニュースであり、報道が注目して取材し、原因を掘り下げて国民に報告すべき問題である。今日(8/19)の朝日では、社会面に小さく記事が載っているが、NHKの報道以上に特に詳しい情報は出ていない。マスコミの記者は、この事件に何も衝撃を感じることはないのだろうか。女児は今年の1月に向日市から転校し、2月に教科書やドリルに「しね」と書かれるいじめを受けていた。短い報道情報の中にいじめの事実が入っているということは、府警が学校でのいじめを自殺の原因と判断しているという状況を意味する。しかし、学校側はいじめを自殺の原因として否定、学校長がテレビに顔を出して釈明していた。少し気になるのは、新聞に出ていた情報で、父親の年齢が29歳、母親が27歳と若く、下に保育園に通う二人の子がいる事実であり、府営アパートという住居の情報である。背景に貧困の問題があることは誰でも容易に察せられる。母親が実母なら、自殺した長女は19歳のときに生んだ子だ。第一報で、教科書やドリルに「しね」と書かれ、学校を8日間休んだ事実が出ているのは、両親が府警にそれを報告しているからである。
丸山真男の特高体験
2010-08-18 23:30:00
テーマ: 政治・経済
丸山真男の特高体験は、晩年の随想である『「君たちはどう生きるか」をめぐる回想』(全集11巻)、『昭和天皇をめぐるきれぎれの回想』(15巻)、そして内山秀夫のゼミに参加した講義録である『日本思想史における「古層」の問題』(16巻)などに詳しく登場する。二・二六事件が起きた昭和11年、一高の2年生のとき、都内で開かれた唯物論研究会の講演会を聴きに行き、その場で特高の刑事に検挙され本富士署に連行された。元富士署は現在も同じ場所にある。一高・東大の「左翼分子」を摘発して拷問する特高の拠点がここにあった。同じように三高・京大を管轄領域として特高が治安維持法の取締任務に精励したのが、左京区の川端署だった。それでは、長くなるが、『昭和天皇をめぐるきれぎれの回想』から引用したい。「検挙のきっかけなどについては省略する。ただ、私は一高の寮内でもかなり熾烈であった左翼運動に何ら関わりを持たなかったにもかかわらず、特高の張りめぐらした網にかかった、という点だけを言っておこう。取調べの際に特高は私から押収したポケット手帖を机上に置いていた。そこには無数に赤紙の小片が貼札され、その一個所一個所について私は峻烈に尋問された。私にとって最も意外であり、また心外に思われたことは、特高が『貴様は君主制を否定しているな』と言ったことであった。(中略)特高は手帖の中に私が書き込んだ数行を指してそう言ったのである」(丸山真男集 第15巻 P.21)。
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