山陰地方の大雪災害について。昨夜(1/4)、年明け最初の放送になる報ステでは、冒頭から20分ほど集中的にこの問題を報道、現地に中継のカメラを入れて被害状況を詳しく伝えていた。孤立した集落、停電した家屋、蝋燭の灯りで懸命に仕事をする介護職員、高血圧の高齢者の医薬品がなくなっている不安、そして、雪で転覆したままの漁船。これらが生々しい現地の映像と住民の声で直接に伝えられた。ネットのニュースで気になっていた山陰の大雪について、初めてテレビで本格的な災害の実状に接することができた感がある。古舘伊知郎の個人的な趣向で、報ステは特に気象変動に関するニュースに重点が置かれ、平素はそれが非常識な番組の構成や編集になる場合も多いが、今回はグッドジョブの報道だったと評価できる。不思議なのは、NHKの報道がこの災害について全く触れないことである。偏向キャスターの
大越健介が仕切るNW9も、昨夜(1/4)が年初の放送だったが、特集は経済情勢の見通しと大河ドラマの宣伝の二つで、60分間の放送中、山陰の大雪災害は一度も取り上げられなかった。7時のニュースでも一瞥もされなかった。一昨夜(1/3)の7時のニュースでも、特急やくもが新幹線に接続する岡山駅のホームの映像が出て、鉄道や道路の復旧状況がわずかに語られたが、現地の被害が報道された気配がない。NHKが地方の災害を無視している。