昨夜(3/10)のNHK・NW9の放送には唖然とさせられた。キャスターの大越健介がメアの暴言を擁護する内容の報道を延々としたからである。狡猾な
大越健介は、「メア氏を擁護するわけではありませんが」と前置きしつつ、メアの発言が出て来た理由を考える必要があると言い、中身はメアの立場を擁護する議論で埋めていた。その趣旨と論理は以下のとおりである。(1)これは一外交官の個人的問題ではなく背景がある、(2)日米で決めた辺野古移設が前に進展しないので米国側が苛立っている、(3)普天間問題で日米関係が
ぎくしゃくするのは約束を守らない日本政府に問題がある、(4)日本国民はメアを批判するだけでなく基地問題を真面目に考えろ。要するに、メアの沖縄差別発言は、辺野古移設を早期着工しない日本側に対する米国側のフラストレーションが原因だと言い、メアが暴言を吐いた動機について正当性と情状酌量を認め、日本国民はそれを理解する必要があると説教するのである。国民の視聴料で運営する公共放送でありながら、売国報道も極まれりとしか言いようがない。メアに侮辱されたのは沖縄県民だけではないのだ。日本国民に対する許されない悪質な暴言である。これはまさに、NHKによるメアと米国側の立場の合理化と正当化であり、傷つけられた沖縄県民に対するNHKによる二重レイプの暴挙である。沖縄県民はNHKに断固抗議するべきで、絶対に大越健介を許してはならない。直ちに糾弾行動を起こすべきだ。