大型連休初日の4/29、小出裕章と広瀬隆の二人が出る講演会があり、お茶の水の明大アカデミーホールに出かけてきた。当日は25年前のモスクワを思い出すような快晴。12:30開場、13:00開演の会場に12時過ぎに着いたが、客足は早く、アカデミーコモンのロビーは満杯状態で、係員が規制して建物の外に葛籠折りの待ち行列を作っていた。その群衆も見る見るうちに脹らんで行き、収容人員1200名を超える人数が集まっていることは確実な状況だった。ようやく開場時間となり、運良くホール1階後方に座席を得たが、主催者の生方卓によれば、1000名以上が会場から閉め出される盛況だったと言う。着席して前を見ていると、1時前に佐高信が入ってきて、スタッフに前方の席に案内されていた。入場に時間がかかり、定刻を過ぎても未だ500人が受付を済ませてない状態で、結局、開演時刻は13:30まで延ばされた。ようやく前座のパネル討論が始まり、生方卓と伊藤実と内藤新吾の3人が浜岡原発の危険性について説明した。生方卓は、浜岡原発が立地している地層表面の砂岩の現物を持参して披露、手でポロポロと割れる脆さであることを実演した。中部電力は、「強度な基礎岩盤に支えられているため安全」と宣伝していると言う。また、私は初めて知ったが、浜岡原発の1-5号機の並びが不規則で、他の原発と違って直線の順列に配置されてないのは、地下に活断層が走っていて、それを避けるべく設計したからだという事実も紹介された。