本村洋の再婚問題がネットで話題になり、それへの賛否が論じられていた。無論、圧倒的多数派は、この報に接して安堵を感じ、本村洋が新しい家庭を持って後半生に向かうのを静かに応援しようという立場である。私もその一人だ。最初に言っておかなくてはならないのは、本村洋が再婚について会見の場で明確に発言していることである。ネットの中には、この件を本村洋が公には隠していて、マスコミが嗅ぎつけて漏れ出た情報だと錯覚し、本村洋の「不誠実」を糾弾している者がいるが、それは不注意による誤解である。思い込みに基づく無意味な勘違いなので指摘をしたい。産経の2/21の記事に、本村洋の会見の詳報が載っていて、その最後の部分で、記者の質問に応答する形式で、再婚の事実を正しく公表している。何となく、記者と事前に打ち合わせをして、この質問を最後に入れさせ、そこで世間に向けて報告をしたという気配が察せられる。私自身も、事実を確認したのは今回の会見だが、前回、4年前の差し戻し審高裁判決の際の発言の中に、それを示唆するような微妙なニュアンスがあり、今回の正式発表は意外に感じなかった。2008年の時点で、結婚(再婚)は固まっていたのだろう。以前、6年前のテレビ報道では、妻と娘の墓は光市の海を望む山の高台にあった。その墓を北九州に移している。