3/23のNHKの夜7時のニュースで、橋下徹の維新塾開講の様子が大きく
報道された。全国から2024人が大阪に集まっている。橋下徹の宣伝は、これまで専ら民放が担当していたが、NHKまで積極的に紹介するようになり、維新の支持率向上に一役買うようになった。こうなると、橋下徹と維新の「国民的人気」は固まって、打ち消せない社会的事実になる。選挙が近づいていることを感知する必要があるだろう。橋下徹は6月に選挙公約を出す予定で、今夏を選挙の日程として睨んでいる。すでに選挙戦が始まっているのだ。毎週末、橋下徹がテレビの政治番組に登場し、各党の議員と討論しているのは、選挙の前哨戦の図であり、放送で政見演説をしているのである。おそらく、フジの
週末番組が一番乗りだろうが、マスコミは5月には「政党支持率」の世論調査の中に正式に維新を入れるようになる。そして、民主や自民を凌駕する数字を与え、次の選挙の本命に据えるだろう。橋下徹の思惑を読めば、選挙は早い方がいいのである。あと1年、時間を置けば、維新のモメンタムは確実に低下する。ボロが出る。市政で躓く。大阪市民の熱が冷める。すなわち、マスコミの寵児となり、旋風を起こせる今がチャンスなのであり、イメージが減価償却される前に、選挙に出て票を取る必要があるのだ。長引かせれば、橋下徹の不利になる。ベストのタイミングが夏だ。