今日(1/22)の朝日の1面に、小さな記事ながら重大なニュースが載っている。山口那津男が尖閣について
発言、「将来の世代に解決を委ねることが、当面の不測の事態を避ける方法だ」と言い、棚上げに賛成する意向を示した。本日、北京に飛ぶ予定で、習近平との会談も要請中だとある。安倍晋三の親書も持参するとあり、すなわち、中国への特使は山口那津男に決まったということだ。公明党が尖閣棚上げに舵を切ったことは、きわめて意味が大きい。昨夜(1/21)、テレビ報道はアルジェリアの事件と桜宮高校の問題で時間を埋め、この情報には一言も触れなかった。本当なら、速報でテロップで流してもいいくらいの衝撃の事実であるにもかかわらず。深読みしすぎかもしれないが、昨夜遅く、安倍晋三がバタバタと動いて、邦人7名の死亡確認を政府発表する「儀式」に及んだのは、この公明党の「棚上げ論」と麻生太郞の
暴言問題の二つをマスコミが大きく扱うのを阻止する政治だったのではないかと推測する。昨夕の報道では、城内実がイナメナスの病院で邦人の遺体を確認するのは、本格作業は現地時間の本日の朝からという情報が出ていた。一昨日(1/20)にイナメナス入りした城内実による遺体確認が、3日後の1/22になるほど、安倍晋三はあれこれ言い訳をつけて邦人死亡確認の発表を遅らせていたが、今度はもっと具合の悪いニュースが発生したため、それを潰すべく一転したのだ。