マスコミがアベノミクスに関する世論調査を発表し始めた。まず、今日(6/11)の朝日の
記事からだが、「安倍政権になってから、景気が回復したという実感があるか」の問いに対しては、「ある」が18%、「ない」が78%となっている。昨夜(6/10)の
NHKも同じ世論調査を報じていて、並べて紹介したいが、「景気が回復していると感じるか」の質問に対して、「感じる」が11%、「感じない」が46%となっている。次に朝日の方で、「安倍首相の経済政策が、賃金や雇用の増加に結びつくと思うか」の質問に対して、「思う」が36%、「思わない」が45%という結果が出た。1か月前(5月)の同じ質問では、「思う」が44%、「思わない」が36%となっていて、評価が逆転している。アベノミクスに対する期待の潮目が変わった。NHKの方では、「一人当たりGNIを10年後に150万円増やす成長戦略が、経済の再生につながると思うか」の質問に、「思う」が13%、「思わない」が33%となっている。朝日の質問で、「安倍首相の経済政策で、日本経済が成長すると期待できますか」に対して、「期待できる」が51%、「期待できない」が33%。4月の回答では、「期待できる」が55%、「期待できない」が26%だった。大きく二つのことが言える。一つは、アベノミクスへの世論の評価が頂点から下がり始めたことである。これは、5/23から始まった株価下落の影響が大きいだろう。