昨夜(8/20)、二木啓孝がキャスターを務めるBS11の
番組で、オリバー・ストーンとピーター・カズニックの来日特集が放送されていた。その中で、次第に戦争に向かっている日本の状況をオリバー・ストーンが考察する件があり、その語りが非常に印象的で説得的だった。8/12に東京で開かれた
シンポジウムでの発言である。曰く、まず敵を作り、敵による侵略の恐怖を国内に煽り、敵が軍備を増強しているから防衛のため必要だと言って軍備を増強する。が、それは、実は戦争の準備をしているのだと、そうオリバー・ストーンは言った。日本は戦争の準備を着々と進めている。集団的自衛権、NSC、9条改憲、海兵隊とその訓練、サイバー部隊。これらを現実に進めているのは、本当に戦争を起こすためだ。戦争はすぐそこまで近づいている。今年の夏は、特にその実感を強くした。と言うのも、終戦の日のNHKの報道が異常だったからである。三宅民夫が司会をする
討論番組が夜にあったが、戦慄すべき内容だった。冒頭、街を歩く市民にマイクを向けて声を拾う。「あなたは、日本の平和が続くと思いますか?」。その質問に対して、小さな子どもを連れた女性が「全然思わない」と答える。予告映像にもこのカットが使われていた。撮影場所は広島市内だった。その映像を見て、私は、「ああ、自分と同じだ」と思い、みな同じ危機感を抱いていて、NHKが終戦の日に反戦の趣旨の特集をするのだろうと番組に期待したのだった。ところが、