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シリアの「化学兵器使用」事件 - 動機から犯人を推理する
2013-08-30 23:30:00
テーマ: 政治・経済
日本時間の今日(8/30)未明、英政府がシリアへの軍事行動に関する動議を議会下院に提出、採決の結果、反対多数で否決された。報道によると、当初、キャメロンは即軍事介入に踏み切る動議で勝負に出ようとしたものの、野党の反発で譲歩、国連調査団の報告を待って、再度の採決を経た上で軍事行動という動議に切り換えた。しかし、この戦術でも失敗。野党労働党だけでなく、与党保守党の中にも慎重論が相次いだとある。キャメロンが政治戦の博打に出て失敗、英国の軍事介入は断念に追い込まれた。反対多数の世論が議員を動かした結果だ。この動きは、昨夜(8/30)、報ステが説明したとおりの進行で、まさにドンピシャ。今回の「シリア戦争」をめぐる情勢報道は、国内では報ステ(古館伊知郎)の独壇場だ。DCの新堀仁子の解説では、オバマはあくまで多国籍軍の形式に拘っていて、英議会の承認が不調に終われば、軍事介入を断念するだろうと言っていた。一部には、米仏軍で攻撃開始とか、米軍単独でも決行という情報も流れているが、果たして新堀仁子の予想どおりになるだろうか。余談ながら、このワシントン支局長も2世貴族で、こちらの父親はまずまずの報道人だった。親父は放送法の理念に忠実な仕事人だったが、娘は従米媚米のバイアスがくっきりで、ジャーナリストと呼べる一般像からは程遠い。DC支局長だから無理もないとも言える。NHKも民放も、どちらの父と娘にも、時代の変化が投影されていて溜息が出る。
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