Blogのコメント欄には、小保方晴子が理研(神戸CDB)に出入りしているという情報が寄せられている。先週のマスコミ報道の中に、小保方晴子は、丹羽仁史ら「STAP細胞」の「検証実験」をしている者たちとの間で頻繁にメール交換をしていると伝えた記事もあった。理研の懲戒委の決定を目前にした先週後半、下村博文は、
6/4と
6/6の二度にわたって記者会見し、小保方晴子を「STAP細胞」の検証実験に参加させるよう要求、その意向をマスコミに書かせて念を押した。理研に圧力をかけた形だが、理研を所管する閣僚がここまで明確に言い切って、その人事が覆される図というのは通常考えにくく、すでにシナリオができていて、世間に予告して既成事実を固めた感が強い。すなわち、Nature論文撤回をもって情状酌量とし、懲戒解雇や諭旨免職は避けるという決定だ。下村博文は、処分と実験参加は別次元のものだなどと欺瞞を言っているが、解雇した者を組織が業務に参加させるなどということはあり得ない。解雇は絶縁である。「STAP細胞」の「検証実験」に参加させるということは、職員として身分を保障するという意味であり、理研として雇用契約を続けるということだ。小保方晴子の粘り勝ち、ゴネ得であり、捏造の不正もウヤムヤに始末される可能性が高くなった。もともと、この「決着」の形は、小保方晴子が弁護士を雇って理研に牙を剥く前は、野依良治が落としどころに描いていた図でもあった。