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盧溝橋事件の歴史認識 - 朝日の社説、辺見庸のBlog、高校教科書の記述
2014-07-10 23:30:00
テーマ: 政治・経済
盧溝橋事件から77年の日の7/7、習近平が現地での記念式典に参加して演説、そのニュースが日本国内で大きく取り上げられた。国家の最高指導者がこの式典に出席するのは異例のことらしいが、日本のマスコミはこれを「日本批判」の動きとして否定的に報道、習近平と中国共産党が歴史問題で安倍政権に対して揺さぶりに出て、中国国内向けに「反日宣伝」の工作を強化したと意味づけた。7/9の朝日の社説はこう書いている。「『侵略の歴史を否定、歪曲、美化しようとする者を中国と各国の人民は決して認めない』と習主席は述べた。安倍政権への批判であることは明らかだ。(略)習政権の歴史問題をめぐ日本バッシングは際立っている。露骨な政治利用の姿勢には首をかしげざるを得ない」。産経ではなく朝日の社説がこう書いている。これは、菅義偉が不快感を示して反論したところの、「いたずらに歴史問題を国際問題化することは、地域の平和と協力のために何ら役に立つものではない」という主張と同一の立場の論調だ。右傾化した日本のマスコミの反中プロパガンダには、私自身も、もうすっかり漬け込まれて感覚が麻痺している一人だが、相対的にリベラル寄りと評される朝日が、このような悪辣な中国叩きを堂々と社説でやり、反中ナショナリズムの扇動をやっていることに、あらためて愕然とせざるを得ない。読売やNHKではなく、朝日新聞がこうなのだ。
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