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・現在、コメントにつきましては、エキサイト版の方で受け付けております。ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。Twitterでの情報発信も続けておりますので、どうぞご利用下さい。
しばき隊No.2の離脱の衝撃 - 木野寿紀による卑劣な脅迫と「法律しばき」
2015-11-18 18:19:00
テーマ: 政治・経済
大きな動きがあり、しばき隊のNo.2(bcxxx)が脱退した。No.2はしばき隊の中で最も発信力の大きな男であり、そして人気があり、この組織と運動を担う中枢の屋台骨だった。しばき隊のエバンジェリズムを支えていたのはNo.2で、SEALDs運動もこの男の存在がなければ「成功」していない。しばき隊の活動の場は路上とネットだが、重要なのが日常のネット発信のリズムとコードで、TwのメッセージとRTの情報に人を注目させることである。そのキーとなるポジションをNo.2が担っていた。しばき隊の周辺で何が起きているか、SEALDsを含むしばき隊の政治がどう動いていて、誰が何を言い、どういう方向に進むのか、この男のアカウントを見ればほぼ全体を掌握することができた。まさに、しばき隊の広報であり、宣伝扇動のキーマンに他ならない。今、ネットの言論空間では衝撃が走っている。しばき隊のシンボルであったこの男は、無名ながら、間違いなくSEALDs運動の原動力で推進力だったし、この3年ほど、左翼リベラルと共産党の政治に活力を与えてきた最大の功労者だった。左翼の地上の星。今、表面的にはSEALDsの表象で意識されているところの、日本の左翼の若返りと躍動感のイメージは、すべてこの男の制作物のコンセプトと個性的なアジテーションから媒介されたものだ。
暴力とテロリズム - しばき隊の暴力主義と自縄自縛の「ネット私刑」
2015-11-16 18:28:00
テーマ: 政治・経済
昨日(11/15)、パリのテロ事件が特集されたTBSサンデーモーニングで、中東調査会の高岡豊が次のようにコメントする一幕があった。「テロリズム、すなわち暴力を使って自分たちの政治的要求を通す、あるいは自分たちの主義主張の正しさを世の中に広める、こういう行動様式が一定の効果を持つ現実があり、また、暴力によってでしか政治的要求を通すことのできない人たちがいるからこういう事件が起こる。だから、現場での対処や反撃だけでなく、こういうテロリズムの論理が通用しない社会を作っていくことが大事だ」。傍で美貌の田中優子がうんうんと頷いていた。きわめて一般論の話だけれども、説得力のある言葉として耳に残った。番組では何度も高岡豊に解説が振られる場面があったが、その度に高岡豊は繰り返しテロリズムの定義を述べて批判を強調した。おそらく、この番組は、多くのしばき隊の隊員とその関係者が見ている。「はすみしばき」事件の当事者である「闇のあざらし」も見ていただろう。彼らはこの高岡豊の言葉を聞いて何を思ったのだろうか。私は、まさに、このテロリズム批判が眼前の事件について語られた最も本質的な総括のように思われてならなかった。「暴力を使って自分たちの政治的要求を通す、あるいは自分たちの主義主張の正義を広める」。しばき隊と神原元の思想と行動は、まさにテロリズムに他ならない。

立憲主義としばき隊の政治暴力の正義論 - 神原元への懲戒請求の「付議」
2015-11-12 20:07:00
テーマ: 政治・経済
長谷部恭男の岩波新書『憲法とは何か』の冒頭にこう書いてある。「本書は、憲法が立憲主義にもとづくものであることを常に意識し続けなければならないという立場をとっています。(略)この世には、人の生き方や世界の意味について、根底的に異なる価値観を抱いている人々がいることを認め、そして、それにもかかわらず、社会生活の便宜とコストを公平に分かち合う基本的な枠組みを構築することで、個人の自由な生き方と、社会全体の利益に向けた理性的な審議と決定のプロセスとを表現することを目指す立場です。(略)なぜ、立憲主義にこだわることが必要かといえば、根底的に異なる価値観が裸のままでぶつかり合ったとき、平和な社会生活や国際関係はきわめて困難となるからです」(P.ⅲ)。この立憲主義のイントロの説明は、今年の6月以降、長谷部恭男だけでなく小林節によっても会見や集会の場で諄々と語られてきた。いろんな考え方の人間が世の中に生きていて、そして皆が不完全であるから、それぞれが認められ、人として権利を全うできるようにするのが立憲主義なのだと、小林節がその意義と要諦を噛んで含めて説いていた。説得力のある言葉として耳に入ったことを覚えている。今、しばき隊の「はすみリスト」の事件を前にしたとき、われわれが思い出すべきは、この立憲主義の原理と精神だろう。

「闇のあざらし隊」が掘った「ネット私刑」の墓穴 - 個人情報晒されたしばき隊員
2015-11-10 22:45:00
テーマ: 政治・経済
いわゆる「ぱよぱよちーん」の事件が起きて一週間が経った。極右イラストレーターのはすみとしこのFBのページに、「いいね」を押したり、コメントした者たちの氏名や住所や出身校や勤務先を、「闇のあざらし隊」を名乗るしばき隊員の久保田某がリストにし、個人情報晒しの行為に及んで騒動が広がった事件である。現在、この男のアカウントは非公開状態だが、11/1に「『はすみしばき』プロジェクト、密かに進行中。320人以上のものが名前と共にまもなく公開されます」と予告がされ、同日、「337人の名前、プロフィールURL、居住地、出身校、勤務先のリストが公開されました」と言って、そのリストの一部を公開した。すぐにネットで騒動となり、右翼が、千葉麗子と男との過去の悶着の情報を見つけ、「闇のあざらし隊」が都内で外資系セキュリティソフト会社に勤める男だと判明、右翼が強力にネットを掘り返して男の個人情報を洗い出し、住所、電話番号、学歴、職歴、家族構成、過去の政治活動、等々、あらゆる個人情報が晒される狂乱の顛末となった。すべて、男が自ら過去にネットに書き込んだ情報が元になっている。それが11/3の出来事で、さらに、FBの不正使用ではないかという告発が本社幹部のTwに直接入り、休日明けから日本支社で調査となり、11/6には男の退職を会社が発表するという事態へと進んだ。
村上春樹『職業としての小説家』を読む - 神からの啓示、音楽とフィジカル
2015-11-06 18:47:00
テーマ: 読書・文芸
村上春樹の『職業としての小説家』は、ウェーバーの2冊(学問・政治)のタイトルを捩ったものだ。最初、この情報に接したとき、村上春樹が自身と自身の作品を初めて語ったエッセイ集に、軽い気分でこの題名を付したものかと簡単に思っていた。読み進むうち、その感覚が次第に変わり、これはまさに中身のレベルでウェーバーの達成が野心的に意識されていて、そして、ウェーバーに並ぶ世界の古典になるのではないかと、そう思えてきた。ものを書く者にとって、永遠に参照され、手引き書とされる、そんな必読の一冊となり、ウェーバーと同じように、村上春樹はここでこう言っていると、ある部分がハイライトとして紹介され、世界の一般知となり、教養となるのではないかと、そんな想像を持った。ウェーバーの場合、「政治をする者は悪魔と手を握らなくてはならない」とか、「情熱と判断力を駆使して堅い板を刳り抜く(目的と結果を諦めない執念深さを持つ)者だけが政治への天職を持つ」とか、誰もが暗記している有名な一節がある。何かの折に必ず引用される。村上春樹の今回の作品中の、パラフレーズ論(P.21)とか、エピファニー論(P.42)とか、文体開発法(P.47)とか、オリジナリティの3要件(P.90)とかは、文学の方法論として古典的地位を得て、末永く議論されつつ人類の知恵となるものと、そう予想する。

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