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希望の光となった「大阪都構想」否決 - 衆愚政治と独裁政治の果ての挫折
2015-05-18 23:30:00
テーマ: 政治・経済
大阪都構想の住民投票の結果が出た。反対票が僅かに上回って薄氷の勝利となった。午後11時から橋下徹が会見に出て、「日本の民主主義はレベルアップした」とか、「民主主義という政治体制は素晴らしい」と言い、反対派のTwも、民主主義の勝利とか、草の根民主主義の運動の成果だとか言い、民主主義を感動的に謳歌していたが、それを見ながら違和感を覚えざるを得なかった。今回の政治は、結果オーライではあるけれど、果たして民主主義の勝利などと呼んで手放しで評価し喝采することができる代物だろうか。「大阪都構想の危険性を明らかにする学者記者会見」の映像の中で、富田宏司が「民主主義は熟議である」と言い、熟議を省略した性急な多数決で分断を持ち込む政治の手法を批判している。私から見て、今回の住民投票を含めた8年間の大阪の政治は、とても民主主義と呼べるものではなく、まさに低劣な衆愚政治であり、衆愚政治が生んだ腐った独裁政治そのものだった。昨夜(5/17)の橋下徹の7年半を振り返るテレビ報道の中でも、「今の政治で必要なのは独裁ですよ」と堂々と唱える過去の橋下徹の映像が紹介されたが、大阪の府市民は、1930年代のドイツ市民がヒトラーを歓呼して熱狂したのと全く同じパターンで、橋下徹に心酔して強烈な独裁を求め続けた。
立憲主義の学説史を探索する - 青版の岩波新書にはその語がない
2015-05-14 23:30:00
テーマ: 政治・経済
文部省が1947年に発行した「あたらしい憲法のはなし」の冒頭部分(一 憲法)を引用したい。「みなさん、あたらしい憲法ができました。そうして昭和22年5月3日から、私たち日本国民は、この憲法を守ってゆくことになりました。この新しい憲法をこしらえるために、たくさんの人々が、たいへん苦心をなさいました。ところでみなさんは、憲法というものはどんなものかごぞんじですか。じぶんの身にかかわりのないことのようにおもっている人はないでしょうか。もしそうならば、それは大きなまちがいです。国の仕事は、一日も休むことはありません。また、国を治めてゆく仕事のやりかたは、はっきりときめておかなければなりません。そのためには、いろいろ規則がいるのです。この規則はたくさんありますが、そのうちで、いちばん大事な規則が憲法です。国をどういうふうに治め、国の仕事をどういうふうにやってゆくかということをきめた、いちばん根本になっている規則が憲法です。もしみなさんの家の柱がなくなったとしたらどうでしょう。家はたちまちたおれてしまうでしょう。いま国を家にたとえると、ちょうど柱にあたるものが憲法です。もし憲法がなければ、国の中におおぜいの人がいても、どうして国を治めてゆくかということがわかりません。それでどこの国でも、憲法をいちばん大事な規則として、これをたいせつに守っているのです」(P.8-9)。
想田和弘の勘違いと余計な一言 - 9条を世界の宝と讃えるジョン・ダワー
2015-05-13 23:30:00
テーマ: 政治・経済
憲法9条の意義を不当に軽んじる想田和弘の発言に対して、数は少ないが、護憲の立場から真摯な批判が上がっている。この国の憲法は平和憲法と呼ばれ、前文と9条こそに特徴があり、主権在民や基本的人権の原理を基礎づけるに当たっても、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」という前提の上で導出していて、こんな原理構造を持った憲法は他の国にはない。日本国憲法の三原則と呼ばれるものが、決してフラットな並列関係で配置されているのではなく、ラディカルな平和主義が先行した形で構成されていることは、前文を読めば誰でも一目で分かるものだ。それは、第二次大戦の深刻な反省から来ている。華麗な人権カタログを並べた憲法を擁した近代国家が、一度ならず二度までも大きな戦争をやって、国民の生きる権利を根こそぎ奪うという体験をしたから、平和主義の理想を基本に置かないと民主主義も基本的人権も守れないという結論に至ったのである。想田和弘は、憲法9条は付属品であり、サブセットのオプションだと言うのだが、日本国憲法の姿はそうなってはおらず、前文と9条こそが土台であり核心となっていて、人類史的に先進の憲法と呼ばれる由縁のものとなっている。歴史的に新しい日本国憲法は、それ以前の憲法に比べて戦争を強く意識しているのであり、パリ不戦条約の精神が生きているのだ。
憲法9条を相対化する想田和弘の暴言 - 護憲派に対する無知と偏見
2015-05-12 23:30:00
テーマ: 政治・経済
想田和弘が憲法9条を貶めるTWを乱打している。それに対して、おそらく護憲派だと思われるが、多くの者が発言を支持するようにRTをしている。例えば、「僕は9条も大事だと思ってますけど、人権条項などの方が実ははるかに大事だと思ってます、はっきり言って」と明言していて、そのTWに500個以上のRTが付いている。この想田和弘の発言は、護憲派の立場からすれば間違いなく迷惑な暴論だが、500個もRTが付されているのは、大御所の内田樹が率先してTLでRTし、この主張を後押ししているからだろう。若手の映画監督だが、映画の方はそれほど有名ではなく、作品も特に注目を集めたり話題になったことはないが、もっぱら左翼リベラルの言論市場で売れっ子の論客で、その方面では必ず顔が出て来る一人だ。いわゆる左翼リベラル業界の定番論者である。今回の異常な発言は、自民党が進めている緊急事態条項の改憲に対して警鐘を鳴らす意図から出てきたものだが、図らずも、本人の9条観が露呈され、護憲派を傷つける偏見が露出する結果となった。この9条を相対化する想田和弘の9条観は、おそらく内田樹や山崎雅弘も共有するところのものだが、「僕は別に9条は世界の理想だから世界中に広めようとか、そういうことは考えていません」と言った小熊英二の主張とも符牒が合う。9条相対派の率直な意見であり、その拠ってきたる本質は脱構築のバイアスに他ならない。
『あたらしい憲法のはなし』の中に「立憲主義」の単語がない事実
2015-05-08 23:30:00
テーマ: 政治・経済
憲法を守るということはどういうことか。「憲法を守る」という日本語には二つの意味がある。一つは遵守する(observe、follow)の意味であり、もう一つは防護する(defend、guard)の意味である。「憲法を守ろう」と言うとき、この二つの意味の違いがあることに、今日、われわれはどれほど自覚的だろうか。こういう問題提起をどうしてするのか、その動機は、言うまでもなく立憲主義の問題にかかわり、その言説と観念にかかわってくる。私はこの問題に拘る。当世、立憲主義の意味として言われるところの、「憲法は国家が守るもので国民が守るものではない」という常套句は、「憲法を守る」の二つの意味から前者をオミットし、後者の一つだけにフォーカスしてしまっている。そうした思想状況が現実に存在することについては、多くの人に同意していただけるだろう。今年の憲法記念日の東京新聞でも、澤地久枝と竪十萌子が登場した特集面に、「憲法は国民を縛るものではなく、権力に歯止めをかけるものです」とメッセージが見出しされている。今、護憲派が憲法の意義を説得するとき、最初に訴えるコンセプトは立憲主義であり、立憲主義が護憲の看板になり支柱となった。observe the laws や follow the rules の側面は、護憲派の憲法観から全く捨象されるようになった。果たして、本当にそれでよいのか。憲法についての認識と態度として正当だと言えるのだろうか。
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