梅雨の季節。5/27に始まった安保法制の衆院特別委は、6/1までに4日間の審議を終えた。このうち、5/29の審議は午後に野党が退席して閉会になっており、丸一日審議が行われたのは、安倍晋三が出席してNHKの中継が入った3日間(5/27、5/28、6/1)である。審議は週3日のペースで行われ、今週は6/5が予定されているが、野党側が議事進行に
反発していて不透明な状況にある。与党側は来週に参考人質疑を計画していて、それを消化させれば次は地方で形ばかりの公聴会を開催、そして最後は安倍晋三を呼んでテレビ中継入りの締めくくり総括質疑をやり、6月末には強行採決という腹づもりなのだろう。自民党国対委員長の
佐藤勉は、80時間ほどの審議時間で衆院を通過させると言っており、6月末から7月初が一つの大きなヤマ場になると思われる。ポイントは、6/24に会期末を迎える国会の会期延長で、安倍晋三がG7サミットから帰国した来週から、会期延長と法案処理の政局の
駆け引きが始まるはずだ。今は静かにしている
後藤謙次や田崎史郎や藤岡信夫がテレビの表で跳梁を始め、カレンダーを指さしながら、政局予想と称して安倍晋三の思惑をそのまま撒き散らし、空気を一つの方向に誘導するだろう。中立を偽装した薄汚いマスコミの政局屋が、安倍晋三の手足となって蠢動を始める。