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国交省の責任を隠蔽する御用学者たち - 片田敏孝、清水義彦、関根正人、山田正
2015-09-14 19:00:00
テーマ: 政治・経済
週末(9/12-13)、常総市の水害について重要な政治的動きがあった。一つは、国交省が御用学者とマスコミを動員して、堤防決壊の原因をうやむやにする隠蔽工作に出たことである。もう一つは、避難指示が遅れた責任を常総市長に押しつけて糾弾するリンチ攻撃を、マスコミが総力を挙げて展開したことである。一般の国民は、これで責任は常総市長にありという見方に落ち着いたはずで、国交省(関東整備局)の責任と関与は完全に意識から消えたことだろう。政府(官僚機構)というのは恐ろしい。彼らはマスコミを握っている。災害についての報道は、御用学者とマスコミで好きなように「事実」を捏造し細工できる。本来、鬼怒川の堤防決壊とそれによる水害については、一級河川を管理している国交省が国民の前に出てきて説明するのが当然だ。国民は、水害を防ぎ、安全を守るために政府に税金を納めている。鬼怒川の河川整備計画と維持管理計画を策定し、予算を計上して工事を実施し、水量を監視しているのは国交省であり、今回の災害について、何が起きたのか、堤防決壊の要因は何だったのか、それを国民の前で記者会見する責任があるのは国交省だ。ところが、災害発生の直後から、マスコミに「専門家」を称する御用学者が跳梁し、彼らが中立の研究者の偽装をして国交省の代わりに言い訳と詭弁を言いまくり、政府当局の過失と不作為を隠蔽してしまっている。福島原発事故のときと全く同じ構図だ。

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