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米朝対話の開始が確実に - 焦った日本は北朝鮮に「雑談の対話」を懇請
2018-02-28 16:54:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_16043428.jpg米朝対話のプロセスは確実に始動した。ここへ来て、梯子を外された格好の安倍晋三が急にバタバタしている姿が看て取れる。25日夜、NHKのクロ現に岩田明子が出演して奇妙な特集を放送していたが、狼狽えて右往左往しながら、懸命にアリバイ工作して世論操作に腐心している官邸の様子が透けて見え、テレビの前で苦笑させられた。番組では、ペンスが来日した7日に、安倍晋三はペンスから北朝鮮代表団との会談を知らされていたと釈明していたが、これは後付けの作り話だろう。知らされてなかったはずだ。安倍晋三がそれを知ったのは、14日夜のトランプとの電話会談のときで、安倍晋三は驚いて真っ青になったはずだ。米国が公表したのは20日。会談は米朝両国のNo.2同士によるもの(準首脳会談)だから、極秘会談などという形式はあり得ない。実現すれば必ずステートメントが発表されていた。通常、こうした外交が破談になる場合は、ステートメントの文言の詰めで合意できなかった場合が多い。普通に考えられるのは、北朝鮮側が欲張ってきて、キャンセルを前提に米国側に無理難題を要求したということだ。北朝鮮のいつもの行動パターンと言える。
北朝鮮がようやく「米国と対話の用意がある」と発言 - 米朝対話へ
2018-02-26 14:19:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_13460454.jpg昨日(25日)、平昌五輪閉会式に出席する北朝鮮の金英哲が文在寅と会談、「米朝対話の用意がある」と発言し、マスコミが報道するところとなった。トランプ政権になって北朝鮮核危機が緊迫化して以降、北朝鮮の側から「米国と対話の用意」の発言が出たのは初めてのことだ。これまで、米国の側は何度も「対話の用意がある」と合図を送ってきた。最も鮮烈に記憶に残っているのは、12月12日にティラーソンが発した、「前提条件なしで北朝鮮と会合する準備ができている」「とにかく会ってみよう。北朝鮮が望むなら天気の話をすることもできる」という言葉だ。この柔軟な姿勢には驚かされたが、公式の場での表明であり、明らかに北朝鮮に向けてメッセージが発信されていた。その後も、マティスペンスなど米政府の高官から「対話の用意」の発言が相次ぎ、現在に至っていて、米国が北朝鮮からの返事を待っている状況が窺い知れた。これまで北朝鮮はその誘いに応じず、ずっと威嚇と挑発の声明のみを米国に返してきたが、今回、初めて米朝対話に応じる旨の意思表示を発したわけで、このことの意味はきわめて大きい。
北朝鮮の核保有の意味と目的をスリ替える右翼論者の言説工作
2018-02-23 17:31:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_16181878.jpgペンスの訪韓時に北朝鮮側と会談する予定があった経緯が、20日の米国の報道で明らかになった。衝撃のニュースだ。韓国政府も会談の設定に協力し、会談場所として青瓦台が準備されていた。直前の2時間前にキャンセルされたという米側の説明が事実であれば、金与正と文在寅が昼食を共にしていた頃に中止の通告があったことになる。2月10日の金与正は一日中マスコミに追いかけられて、時々刻々一挙一動がカメラに捉えられたが、そういえば、青瓦台での昼食会の後、KTXで江陵に戻ってエンジ色の上着に着替え、韓国首相らとの晩餐会に出席するまでの間、午後の1-2時間は空白の時間帯があったことが分かる。極秘会談とはいえ、米朝の国家のNo.2同士が会談する段取りになっていた。10日の世界のマスコミはソウルの金与正とペンスの動きを密着して追跡していて、ペンスは青瓦台に移動しなくてはいけないわけで、この会談が外に漏れないわけがない。電撃会談として情報が伝わり、世界を震撼させていただろう。
9条を守る意思と信念のない左翼リベラル - 護憲派から逃げる左翼業界
2018-02-21 15:45:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_15035501.jpg憲法9条の問題について、先日の対談の中で天木直人氏が言った、「簡単に議論に応じてはいけない」という言葉が脳裏に残っている。この主張は、少し聞くと誤解しやすくて、例えば、自公が安保法案を国会に提出してきたとき、野党は審議に応じずボイコットすればいいという単純な戦術選択の文脈で語られてしまう。そして、それでは野党がマスコミに叩かれて完敗するだけではないかという受け止めと反論になる。敵前逃亡とか思考停止という悪い意味で解されやすく、頷いて肯定するには躊躇しがちになる主張だ。やはり正々堂々と反対の論陣を張り、与党側の - 安保法制なり9条改正なりの - 問題点を中身に立ち入って指摘し、国民の前で論戦を挑んで賛否を決してゆくのが政治の正攻法なのだろうと、そういう判断に傾きがちだ。だが、よく考えると、この主張にはもっと含蓄深い意味があり、この改憲論議の中でわれわれが見失っている思想的態度の問題が孕まれている点に気づく。具体的に言うと、あの山尾志桜里と交際男性の弁護士が提起してきた9条改憲論は、果たしてまともに議論する価値があるものなのかということだ。森を見ずに木を見れば、それなりに精密に論理を細工した改憲言説だということは分かる。だが、果たしてあの「立憲的改憲論」なるものは、2年後に形が残っている憲法論なのだろうか。
北朝鮮との戦争は海自の臨検から始まる - 米朝戦争ではなく日朝戦争
2018-02-20 16:36:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_15364832.jpg準備されている戦争は、米朝戦争ではなく日朝戦争なのではないか。ここ数日、急にそのように悲観するようになった。年明け以降、私は北朝鮮情勢については楽観的な見方が強くなり、米朝の軍事衝突は起こらないという判断に傾いていた。それには根拠がある。まず、東アジア・太平洋担当の国務次官補代行のスーザン・ソーントンが、15日の議会公聴会で「『鼻血作戦』は存在しない」と明言している。危機を煽る一方の日本のマスコミは報道しないけれど、このDCの事実は大きい。ソーントンは中国との協調重視の立場をとるハト派の外交官で、ティラーソンがずっと後押ししてきた人物だ。日本国内では、情報長官のコーツが13日に議会で証言した「決断の時は近づいている」という物騒な表現に注目が集まり、米国による先制攻撃が必至であるような報道で埋め尽くされているが、米国の動きは決して主戦論一色で染まっているわけではない。むしろ、対話に向けて北朝鮮に探りを入れている政府高官の発言が相次いでいる点に気づく。12日にはペンスが韓国からの帰路の機中で「北朝鮮が望むのならば、我々は対話する」と述べ、発言はニュースとして広く伝わった。18日にはティラーソンが「北朝鮮が対話の用意ができたと言うのを待っている」と発言している。
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