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アーレントの革命論の誤謬と破綻 - OWSとBLMが導くアーレントの学説崩壊
2020-10-26 17:00:00
テーマ: 政治・経済
アーレントの革命論の誤謬と破綻 - OWSとBLMが導くアーレントの学説崩壊_c0315619_13244954.pngアーレントのレイシズムの疑惑について、政治思想史学会が7月に出した会報に時宜を得た情報が載っているのを見つけた。アーレント研究者である立命館の百木漠が、2014年に発表されたキャサリン・ガインズの著書(Hannah Arendt and the Negro Question)の書評を寄せていて、その中で重大な問題が指摘されている。タイトルも「アーレントは黒人差別主義者だったのか?」。一部を引用しよう。

アーレントの黒人差別問題として最も有名なのは「リトルロック事件の考察」であるが、本書ではそれ以外にも『全体主義の起源』『人間の条件』『革命について』『過去と未来の間』『暴力について』などの著作を横断的に扱いながら、アーレントが一貫して黒人差別主義的な考えを持っていたことが強調される。そのいずれもが堅実な読解に基づいており、説得的な議論が展開されるため、アーレントに好意的な読者にとっては、啓発的であるとともに少々ショッキングな内容でもある。(略)リトルロック事件から10 年以上経ってなお、アーレントが黒人に対する差別的な偏見を持ち続けていたことは明らかである、とガインズは主張する。

松本礼二著『近代国家と近代革命の政治思想』を読む - BLMと脱アーレント
2020-10-22 17:35:00
テーマ: 政治・経済
松本礼二著『近代国家と近代革命の政治思想』を読む - BLMと脱アーレント_c0315619_13520395.png西洋政治思想史の研究世界から見たとき、今年の最も重大な事件はBLM運動だろう。今年最大というより、この10年、否、30年の時間軸で最大のマグニチュードの激震だったと言っていい。ソビエト崩壊の前後にレーニン像が次々倒され、NHKが「社会主義の終焉」を放送して国民に価値観の転換を促し、諸事全般、社会諸制度全体の基礎をなす価値基準を大きく変えたのが30年前だったが、今年、アメリカでジェファーソンの銅像が引き倒された。1990年代以降、日本では「リベラル・デモクラシー」が政治の普遍的価値として奉祀され、絶対的教義として信仰されるようになった。社会科学のご本尊様の位置からマルクスとウェーバーが消え、ロールズとアーレントが鎮座してアカデミーの臣民諸衆を睥睨するようになる。「リベラル・デモクラシー」とは、畢竟、アメリカの政治体制のことであり、アメリカの政治理念の意味であり、アメリカ民主主義のモデルに表象漂着するものだ。この30年間の日本と世界を支配したイデオロギーシンボルが、その標語で、ロールズとアーレントの学説が核心に据えられていた。

松本礼二著『近代国家と近代革命の政治思想』を読む - アメリカが主役の時代
2020-10-20 17:21:00
テーマ: 政治・経済
松本礼二著『近代国家と近代革命の政治思想』を読む - アメリカが主役の時代_c0315619_13125322.png読書の秋、勉学の秋、ということで、米大統領選の結果とその後の混乱の事態を考察する際の予備知識を得るべく、松本礼二著の『近代国家と近代革命の政治思想』を読み始めた。併読して知識を膨らまそうと、和田光弘の『植民地から建国へ』と鬼堂嘉之の『移民国家アメリカの歴史』も欲張って買い込んだが、消化不良に終わるかもしれない。あるいは、関心が別方向に向かう予感もする。1997年に出された本で、さすがに放送大学のテキストだけあって内容はよく書けている。読みやすい。著者名には松本礼二と河出良枝の二人が記されているけれど、ほとんどの章はトクヴィルの研究者である松本礼二が執筆している。トクヴィルといえば、今回の任命拒否の事件で渦中の人となった宇野重規の名前が頭に浮かぶが、松本礼二は宇野重規の20歳先輩の研究者である。松本礼二には『知識人の時代と丸山眞男』という近刊があることも知り、俄に、放送大学教材の内容以上に松本礼二本人について興味を持つ次第となった。
小谷哲男の衝撃リーク – 中国を標的にした中距離■ミサイル配備の中身
2020-10-16 16:03:00
テーマ: 未設定
小谷哲男の衝撃リーク – 中国を標的にした中距離■ミサイル配備の中身_c0315619_13122859.png13日に放送された報道1930で敵基地攻撃能力が話題となり、その中で、小谷哲男が、米国側が中距離ミサイルの日本配備を具体的に検討していることを明らかにした。ポイントは3点で、(1)配備する先は米軍基地ではなく自衛隊基地であること、(2)ミサイル本体は日米合同で開発すること、(3)配備先は沖縄であること、である。普段、私はこの番組を最後まで見る習慣はなく、最初のトピックスと出席メンバーを確認した後は、プロ野球中継とかに切り換える場合が多い。理由は、つまらない内容が多いからであり、「まあ・・まあ・・まあ・・」の副詞を病的に連発する松原耕二の喋りが耳障りで聞き苦しいからである。このテレビ番組は、他の各局の報道番組と同様、基本的に官邸・内閣府が放送内容を決め、上からの意思伝達と洗脳を国民にダウンロードしている。特に外交と安全保障についてはそうだし、内政でも税と社会保障についてはそうである。毎度同じレギュラーが出演して、反中・嫌韓のプロパガンダを垂れ流し、中国と韓国に対する敵意と憎悪を扇動している。

加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 - 侵略戦争の歴史認識の欠如
2020-10-14 16:59:00
テーマ: 政治・経済
加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 - 侵略戦争の歴史認識の欠如_c0315619_15010302.png加藤陽子の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』。中高生向けに語られた日本近現代史の話題作の何が問題なのだろう。簡単に、率直に言えば、それが侵略戦争であるという歴史認識が欠落している点である。07年末から08年初に栄光学園の生徒に向けて行われたこの講義は、おそらく、小林よしのりの「戦争論」を始めとする右翼の歴史認識の跋扈に対して、アカデミーの側からスタンダードを対置する目的で、加藤陽子が作品を成すことを試みたものだろう。入学してくる東大生が右翼の歴史認識に影響を受けた者が多く、それが歴史の無知に基づくものであることを知った加藤陽子が、「鉄は熱いうちに鍛えよ」という動機で、スタンダードの提供に挑戦したということではないかと想像される。だが、これが教科書になることに私は賛成しない。10年前に『満州事変から日中戦争へ』を読んだときも、それを侵略戦争として捉える視角が弱く、過去の日本の侵略行為に対して反省的な態度で臨んでない点が気になった。

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