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なぜ蓮舫と長妻昭はひなた在宅クリニックの告発動画に呼応して動かないのか
2021-08-30 16:12:00
テーマ: 政治・経済
なぜ蓮舫と長妻昭はひなたクリニックの告発動画に呼応して動かないのか_c0315619_14380229.png予想どおり、ひなた在宅クリニックの告発動画の報道が止まった。27日(金)の報道1930と29日(日)のサンデーモーニングで若干の紹介があったが、前者は、テレ朝が先週初に放送してセンセーショナルを起こした55歳の男性の映像の使い回しであり、後者は、特に告発の意味のない平板なケースを撮ったものである。平板なケースとは、自宅療養になってもこうして訪問ドクターが往診して、容態が危険な場合は病院に入れてくれますよという、視聴者に安心感を与えるための国策映像という意味だ。前回の記事で「弁証法」という語を用いて意味分析を試みたが、本来、ひなたの田代和馬は都の福祉保健局から依頼されて救急医療を請け負っている民間事業者である。また、撮影した動画のオンエアに当たっては、テレビ局との間に内閣官房コロナ対策推進室が介在している背景が憶測される。コロナ対策推進室の重要な任務の一つに、コロナ関連の報道コンテンツをマスコミにデリバーしてオンエアさせるということがある。例えば、富岳の不気味なシミュレーションCGなどが例として分かりやすい。

ひなた在宅クリニックの報告動画の弁証法 – むせび泣く憲法25条
2021-08-27 16:11:00
テーマ: 政治・経済
ひなた在宅クリニックの報告動画の弁証法 – むせび泣く憲法25条_c0315619_14040364.png予想したとおり、24日以降、ひなた在宅クリニックの往診活動はテレビで報道されなくなった。おそらく、今後一度も紹介されることはないだろう。菅義偉の差配による。25日夜に菅義偉が言ったところの「自宅療養者への体制作り」の意味は、田代和馬をテレビ画面から抹殺するという意味だ。ひなた在宅クリニックが提示した映像は、先週(8/16-21)のテレビのコロナ報道で最も注目を集めた主役だった。同じ動画が素材としてNHKで使われ、テレ朝(報ステとモーニングショー)で使われ、TBS(報道特集)で横並びで使われていた。刻々を撮影したのはテレビ局のクルーではなくクリニックのスタッフだろう(ただ、カメラがプロフェッショナルで、若干謎が残る)。テレビ各局が横一列で田代和馬の映像を放送したのには理由がある。簡単に言えば国策だ。大本営報道であり、内閣官房コロナ対策推進室がマスコミに手配し、意図的目的的に国民に視聴させたものだ。そうでなければ、民間人の記録動画を、横一列で一斉に、あれほど丁寧に注力して、キー局が報道番組に活用する進行はあり得ない。その目的は二つある。


ひなた在宅クリニックが往診した55歳の男性はなぜ入院できなかったのか
2021-08-25 17:04:00
テーマ: 政治・経済
ひなた在宅クリニックが往診した55歳の男性はなぜ入院できなかったのか_c0315619_14492915.pngひなた在宅クリニックの医師が往診していた、55歳のコロナ男性患者が死亡した事件に衝撃が広がった。23日の報ステと24日のモーニングショーで報道され、24日は一日中この話題でツイッター空間が騒然とした。男性は糖尿病の基礎疾患を持っていて、自宅でインスリンの注射を打っていた。20日に往診したときの映像では、血中酸素飽和度が89で脈拍数が147。玉川徹の話では、脈拍数が1分間に147というのは、100メートルを全力疾走した後の数値だと言う。20日夕方、一度は入院先が決まって救急車に入ったところ、途中で病院側から受け入れを断る連絡が入り、八方手を尽くしながらどこも搬送先がなく、結局、自宅に戻るしかなくなった。翌21日に別の病院に入ったが、23日に男性は死亡する。遺族の許可があり、テレ朝の迫真の報道となった。23日、小池百合子と田村憲久が、コロナの病床体制を拡充する対策について二人で会見し、カメラの前で小池百合子がヘラヘラ笑う場面があった。最近の小池百合子は絶好調で、庶民が自宅で苦しんで死ぬ中、まるでコロナ禍を愉しんでいるように見える。 


横浜市民の怨嗟爆発で予想外の劇的大差に – 菅降ろしと政権交代の浮上
2021-08-23 14:23:00
テーマ: 政治・経済
横浜市民の怨嗟爆発で予想外の劇的な大差に – 菅降ろしと政権交代の浮上_c0315619_12414012.png横浜市長選。これほど大きな票差が出るとは予想してなかった。野党候補が勝つことはマスコミの情勢調査から明らかで、期待と余裕をもって22日夜の開票に臨んだが、まさかこれほどの大差の結果になるとは思わなかった。ネットの関心では、午後8時に当確が速報される「ゼロ打ち」があるかどうかが焦点になっていて、NHKにチャンネルを合わせて待機していたところ、果たして、大河ドラマの放送開始と同時にテロップが画面上に出現し、一瞬で小此木八郎の敗北が決定する成り行きとなった。その後、NHKの出口調査が棒グラフで表示され、山中竹春がほとんどダブルスコアの勢いで小此木八郎に勝っていて、投票前数日間に怒濤のバンドワゴン現象が起きていたことが判明した。マスコミの政治記者も、政治評論家も、想定外の大差に驚いたに違いない。この結果に近い顛末になることを最初から確信していたのは、横浜の保守政治の内情を知り尽くした「ハマのドン」の藤木幸夫だけではないか。明らかに、横浜市民が菅義偉のコロナ対策にNoを突きつけた選挙だった。


220兆円中抜き天国だったアフガン戦争 - アメリカの歴史的屈辱と威信失墜
2021-08-17 16:24:00
テーマ: 政治・経済
220兆円中抜き天国だったアフガン戦争 - アメリカの歴史的屈辱と威信失墜_c0315619_13165013.png米軍が撤退すればすぐにタリバンが全土掌握し、傀儡政権を倒して政権を奪還するであろうことは、かなり前から予測できていたことだった。かなり前からというのは、10年くらい前からだ。アフガンには他に反政府勢力はなく、新興党派もなく、反政府勢力の中での内紛と確執もなく、マスコミ報道を聞くかぎり、タリバンは勢力としてずっと健在で、辺境の山岳で粘り強く米軍と戦闘継続していたからである。屡々、都市でテロ攻勢をかけ、勢力が衰えてない現状を誇示し、民衆からも一定の支持を得ている実情を示唆していた。今、20年続いたアフガン戦争が終わったのであり、アメリカ軍がタリバン軍に負けたのであり、米国がアフガニスタンに敗北したのである。ベトナム戦争と同じ構図と帰結だ。アフガン人は、20世紀にソ連の侵略を撃退して勝ち、21世紀にアメリカの侵略を撃退して勝ち、二つの超大国との戦争に勝利した。貧しい貧しいアフガン人が、どこの国の支援も得ることなく、孤立無援で戦争して、ハイテク軍事超大国のアメリカに勝利した。アメリカは220兆円の巨費を投じた戦争に負けた。

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