< 2022年11月 > | ||||||
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8月26日に放送された報道1930で、アメリカの内戦について議論されていた。最近の世論調査では、「アメリカで近い将来内戦が起こると思うか」という質問に対して、民主党支持者で39%、共和党支持者では50%が「起こると思う」と答えているらしい。民主党・共和党の間での分断と対立が極限まで進み、それぞれの支持者の6割が相手を脅威だと思っている事実も説明された。この放送回は、FBIがトランプの邸宅を家宅捜査した直後のアメリカの不穏な情勢に焦点を当てた特集だったが、トランプ支持者がSNSでFBI襲撃を扇動する投稿を発信、「内戦」という過激な言葉が飛び交う状況に懸念が上がっていた。
昨年1月の連邦議会襲撃事件も、真相はトランプによるクーデター未遂であり、未遂に終わった理由は、トランプ本人が議事堂に行かなかった(護衛によって阻止された)からである。もしあのとき、暴動の先頭にトランプが立って指導していたら、各地で極右民兵のミリシアが蜂起して州政府と州議事堂を攻撃・占拠し、鎮圧に向かった州兵と衝突して流血の惨事になっただろう。明らかにトランプは暴力による奪権を図っていて、それを国家権力の不正(選挙不正)を正す人民の正義だと訴えていた。トランプ支持者は、その行動をアメリカ独立宣言に基礎づけられた革命権の思想によって正当化していて、暴動をアメリカ民主主義の本来的発現だと定義づけている。
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