< 2022年11月 > | ||||||
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自衛隊のJADGEシステムは機能しておらず、北朝鮮のミサイルから日本を守るミサイル防衛の運用から外されているのではないか。11月3日に起きたJアラートの誤報問題の原因について、当初からその疑念が拭えず、ツイッターで発信してきたが、日を追うほどにその直観と仮説の信憑性を補強するようなマスコミ報道が続き、今では半ば確信に変わっている。最初に結論を提起すれば、自衛隊・防衛省は、北朝鮮が発射したミサイルを探知・捕捉・追尾するレーダーシステムとして、自前で築いたJADGE(早期警戒管制システム)を使っていない。米軍経ヶ岬通信所のXバンドTRY-2が使われている。
今回の誤報はJアラートに起因するのではなく、そこに載せる元々の情報が間違っていたことが真の原因だ。レーダーがミサイルの探知と捕捉と識別に失敗し、軌道計算を間違えて官邸に伝えている。米軍経ヶ岬通信所のシステムのミス(不具合)だと考えられる。バグなのか、人為的なケアレスミスなのか、性能不備なのかは不明だが、原因はそこ(米軍)にある。ここ数年、何となく、北朝鮮のミサイルについての初期情報と初動対応が以前よりルーズになり、アバウトになり、性格が政治化している状況変化を私は感じていて、技術的な精度と緊張感がなくなっている印象を強めていた。なぜだろうと不思議に思っていた。韓国軍の発表の方が常に正確で、情報の信頼性が高い。防衛省の発表は遅くて杜撰なのだ。
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