< 2022年8月 > | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
・ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 | ・ | ・ | ・ |
ウクライナ戦争の勃発から半年となり、マスコミではその「特集報道」が喧しい。西側プロパガンダオールスターズの見飽きた顔が出演して、ロシア叩きのルーティントークを繰り返している。何となく、開戦半年というアニバーサリーのタイミングを利用してマスコミをこの情報で埋め、政権にとって不都合な統一教会のニュースを締め出している作為が窺える。われわれ視聴者の関心は統一教会問題にあり、少しでも多く報道時間を割いてもらいたいのだが、テレビは無理に戦争プロパガンダを割り込ませ、ウクライナへの応援とロシアへの憎悪を喚起、再燃させようとする。
市井の一人としてネットを観察して気づくのは、ツイッターのアカウント名に青と黄のシンボルカラーをマークした者が、半年間でめっきり減った事実である。3月4月の全盛期と比較すれば、現在は2割ほどだろうか。「通知」のタイムラインを見ると、アカウントのロゴや名前がずらずら表示されるが、3月4月はこれでもかと青と黄がラッシュし、我も我もとウクライナ支援を主張し誇示するアカウントが群れなしていた。次第に減り始め、6月には半分ほどになり、今では稀な個性の表現形態となっている。つぎつぎになりゆくいきほひ。流行への追従と安住。ナイキの黒のスニーカーと同じだ。
POST FOR MEMBERS ONLY
バックナンバー 2022年08月分 会員登録する21日に毎日新聞の世論調査が出て、予想どおり内閣支持率が急落した。前回よりも16ポイント下降して36%となり、週明けのネット議論はこの話題で持ち切りとなった。来週(8/18)は朝日新聞の世論調査が出る。前回は57%。おそらく、こちらも40%を切る厳しい結果になるだろう。今週は、統一教会問題に加えてコロナ感染爆発による全国の医療崩壊が大きな問題になるはずで、政府に対して辛辣な批判が向けられるに違いない。岸田文雄が夏休みで旅行とゴルフを楽しんで、そこで感染した問題は小さくない。(上の写真は毎日新聞)
国民に対しては感染対策に注意するように言い、医療現場に負担をかけないよう促しながら、責任ある立場の自らは不覚をとった。おそらく、高級旅館での会食中に無症状者からうつされたのだろう。失態だ。今週、例の全数把握の問題をどうするかという重要な政治課題への対処があり、会議が開かれるはずで、首相が意思決定する場面がある。決定後に会見して説明する予定も組まれているだろう。どうするのか不明だが、オンライン会見となると何とも締まりのない絵になる。医療関係者からの怨嗟と失望の声は特に峻烈なものになるに違いない。
POST FOR MEMBERS ONLY
バックナンバー 2022年08月分 会員登録する組閣前日の9日、「この組閣、失敗するかもしれない」とツイートした。組閣翌日の11日、読売の世論調査が出て、支持率が6ポイント下がり、参院選直後から1か月で14ポイントも下落する事態となった。この数字を受けて、12日に夕刊フジが「岸田内閣、改造失敗か」という見出しを打って批判的な記事を書いた。右派系の夕刊フジが、歯に衣を着せず自民党政権をこき下ろすのは珍しい。現在はそこから1週間経った時点で、統一教会問題がどんどん延焼して火が燃え盛っている状況にある(上の写真は朝日新聞)。
誰もが、14日から15日に発表されるマスコミ各社の世論調査を固唾をのんで見守っている。厳しい結果が出るのは間違いない。統一教会問題に加えてコロナ禍もきわめて深刻な惨状にあり、遂に、新規感染者数だけでなく1日当りの死者数まで世界最多を記録した(worldometers)。凄絶な医療崩壊の現実に直面しながら、政府が盆休みに行動規制をかけずレッセフェール政策を続けているため、感染の勢いは止まるところがない。入院治療を拒絶された庶民高齢者が、昨年同様、次々と自宅療養中死亡で命を落としている。
POST FOR MEMBERS ONLY
バックナンバー 2022年08月分 会員登録する二人の言う「平和を守る」は意味が異なる。字面だけ見ていると気づかないが、あるときから、日本の国家トップが語る「平和」の意味が二種類に変容した。二つに分裂した。首相が海部俊樹や宮澤喜一や細川護熙や村山富市や小渕恵三の時代は、8月15日の式辞で天皇と首相の述べる「平和」はほぼ同じ意味であり、特に齟齬はなかった。戦没者に向かって、国家国民の代表として、平和を守り続けますと誓うときの、その言葉の具体的イメージは同一だった。そしてそれは、テレビで中継を見守る国民の意識でも同じだった。だが、現在は違う。
POST FOR MEMBERS ONLY
バックナンバー 2022年08月分 会員登録するPOST FOR MEMBERS ONLY
バックナンバー 2022年08月分 会員登録する