< 2023年2月 > | ||||||
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松竹問題について、党執行部による除名処分を支持する声も上がっている。小林節ときっこだ。当初、いわゆる文化人たちが猛烈な勢いで党執行部を非難し、松竹伸幸への支持を連発する怒涛の動きが続いた。内田樹、山崎雅和、平野啓一郎、想田和弘、斎藤幸平、伊勢崎賢治、望月衣塑子、上野千鶴子、金子勝らである。ここへ来て、そのラッシュが一段落し、逆に松竹伸幸を批判するツィートが増え、除名を是とする側の押し返しが始まっている。少なくともネット世論の現状は両者拮抗という空気感にある。松竹伸幸は「(党に)付いてきてくれる文化人・知識人も一人だけ」と言い、きっこの存在を無視しているが、ネット空間でのきっこの影響力は決して小さくない。エッジの利いたきっこ発言の投擲は、ネットの左翼全体が雪崩を打って松竹伸幸側に転ぶのを防ぐ歯止めの役割を果たした。
今回は、日本共産党の得票数がなぜこの7年間で4割も激減したのか、606万票(14年衆)から361万票(22年参)までゴッソリ減ったのか、その理由について考えたい。最初に結論を言えば、答えは、間違った「野党共闘」路線に舵を切ったからである。9条と25条を守る革新護憲の政党のはずが、ずるずると基本政策を変え、日米安保容認の方向性を示し、10年前は言ってなかった新奇な政策(ジェンダー・マイノリティ・LGBT)を看板に押し出したからである。時代に迎合して党の基本理念を疎かにし、リベラリズムの党(アメリカ民主党日本支部)に変貌したからだ。さらに言えば、日本共産党の活動のイメージが暴力集団しばき隊の跳梁跋扈と重なる弊害が目立ったからだ。この10年間で組織のイメージを毀損し、従来の支持者が評価してきた嘗ての集団の価値を失ったからだ。
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